一期一会の覚悟「ふくしま」を変えるのはオレたちだ!!

会長所信

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はじめに

我々は、何を目指して運動を展開しているのでしょうか。我々が本当にやらなければならないことはどの様な運動なのでしょうか。我々にしかできない運動とはどの様なものなのでしょうか。

 

我々には青年経済人として、また地域を担うリーダーとして、同じ志を持つ同志とともに、この福島に明るい豊かな社会を実現させるという使命があります。誰もが夢を描ける福島を創造するために3年後、5年後、10年後の福島を見据え、計画的に運動を展開していく必要があります。当然、その時代時代によって求められることは常に変化し、多岐にわたりますが、この地域を担う青年団体として、福島の未来を明確にイメージし、力強く運動を展開していく必要があります。「福島に生まれて本当によかった」、「福島に住んで本当によかった」と心から思える人を一人でも増やしたい。この想いを我々の原動力として、揺るぎない自信と笑顔が咲き誇る誰もが夢を描ける「ふくしま」を創造するのです。

 

 

福島県の人口

2011年3月11日に発災した東日本大震災、そして東京電力福島第一原子力発電所事故から5年以上が経過しました。この5年という歳月の中で、私たちは世界中の人々から温かいご支援を頂きながら、一歩一歩着実に復旧に向けて歩みを進めています。しかし、未だに帰還困難地域として1市、4町、2村が解除にならない地域を有しており、復興にはまだまだ程遠い状況です。未だに10万人以上の人々が県内外に非難している状況も現実として存在します。

福島県全体の人口も1995年の213.3万人をピークとして、その後は減少を辿り、東日本大震災の影響も重なり2015年時には191.2万人まで減少をしています。これはピーク時の約89%であり、20年間で約11%もの人口が減少しているのです。このままでは、2040年には福島県の総人口は148.5万人にまで減少するという推測結果もあります。その様な状況において出生率の低下から、2040年には年少人口は14.6万人(全体の約10%)、生産年齢人口も75.5万人(全体の約50%)と減少します。そして、65歳以上の老年人口が58.3万人(全体の40%)となることも推測データから分かっているのです。人口減少、そして更なる高齢化社会へと変化する福島がすぐそこに訪れようとしています。我々は、地域を輝かせるリーダーとしてこの状況を真摯に受け止めなければなりません。我々にはこの福島に明るい豊かな社会を実現させるという使命があります。地域のリーダーとして率先して智慧を出し合い、人口減少へ歯止めをかけるべく、各種関係団体と協力し福島を輝かせるために今から取り組まなければならないのです。

 

 

風評被害の払拭

福島県は全国と比べ鉱業、製造業、電気、ガス、水道業のGDPに占める割合が高く、かつ第一次産業である農業、林業、水産業も盛んであり、全国でも有数の農業県として県内をはじめ首都圏を中心に県外への農作物の提供を担ってきました。福島県商工会連合会が発表したデータによると首都圏消費者が福島県産品へ対する意識として、購入を避けるまたは購入する機会が無いと応えた消費者が約50%にのぼるという結果があります。この結果からも判断できるように未だに福島県の産品に対しての風評被害の影響が強くあることが伺えます。福島県の農作物は各種検査が確実に実施され、安全であるにもかかわらず、このような状況となっていることは非常に残念でなりません。我々が先頭に立ち風評被害を一日でも早く払拭し、福島県産品を世界中に広げる取り組みをしなくてはなりません。また、福島県を訪れる観光客数も震災前と比較しまだまだ少ない状況です。特に教育旅行者数については約35万人と震災前の半分以下となっています。福島県に訪問する機会を提供し、福島の現状を知ってもらうことも風評被害の払拭へつながります。福島県には福島でしか体験できないことがあります。例えば、浪江町や大熊町といった被災地からの学び、会津に伝わる什の掟を活用した道徳教育、郡山の産総研と連携した再生可能エネルギー等、福島でしか体験できないプログラムがあります。これらを組み合わせ世界中から教育旅行者を獲得することも風評被害払拭、さらには福島県を世界中へ発信する機会の創出につながるのです。

 

 

災害への備え、組織で取組む防災

東日本大震災、熊本大分地震、台風10号等、これらの災害は各地に甚大な被害をもたらしました。家屋の倒壊や河川の氾濫などにより多くの方が犠牲となられました。自然災害は時に想像を超える被害をもたらします。しかし、現状ではその災害がいつ、どこで発生し、どの様な猛威を振るうのか事前に推測することは困難であります。この地に住み暮らす以上、これらの自然災害に対して、私たち一人ひとりが日ごろから備えるとともに、防災・減災に対する意識を更に強いものとして、取り組んでいかなければなりません。私たちは東日本大震災から、相手を思いやり互いに協力し助け合い、連携して取組むことの大切さを学びました。防災先進地域東北の一員として有事の際には、全国の青年会議所とのネットワークを最大限有効活用した情報の共有や支援物資の手配、ボランティア活動等、迅速かつ確実な対応を確保する必要があります。そのためには、福島ブロック協議会内会員会議所の連携は当然のこと、より広域的な連携を視野に他県のブロック協議会会員会議所との協力支援体制も含め、災害時に効果的に機能する協力支援体制を確立していく必要があります。

 

 

連携して取組む教育の必要性

私たちは義務教育により社会で生きていくための基礎を学びます。義務教育後、進学や就職等により更に多くの人々との交流を通じて心身ともに成長し、社会の一員としての自覚と責任を全うすることで人間として認められ生活を送ることができますが、すべての教育の始まりはやはり家庭教育であり、家族を通じて基本的な生活習慣、善悪の判断、他人に対する思いやり等を身に付けていくのではないでしょうか。しかし、近年では社会情勢の変化から家庭を取り巻く環境も変わり、核家族化や少子化、地域における付き合いの希薄化が顕著に進み家庭教育の低下が生じていると強く感じます。その結果として、子供への虐待やいじめ問題、自己の欲求のみを追求し、大人になりきれない大人や親になりきれない親が急増しています。いま改めて家庭教育の大切さを見直すことが重要なのではないでしょうか。家庭と学校が連携した教育をすることこそが、その人の人間を形成する上で最も重要であり、健やかな子供を育成するために必要なのです。その教育の中で他人を思いやる心、他を敬う心を学ばなければなりません。いま、家庭教育のあり方、親と子供といった家族の関係等を考える機会を提供し、私たち一人ひとりが親として、そして家族としての気づきや学びを得ることが家族の絆を強くするきっかけとなります。その結果、家族のコミュニケーションをより強固なものとし、親と子供が互いに生き生きと成長し合える環境が確保され、健やかな子供の成長につながるのです。

 

 

故郷の心をつなぐ愛郷心

私たちの故郷福島は、豊かな自然を背景に阿武隈高地と奥羽山脈によって、浜通り、中通り、会津地方と特色ある地域に区分され、それぞれの地域に魅力的な歴史と伝統、そして文化が根付いています。この恵まれた環境で健やかに育った子供たちですが、進学期や就職期には県外へ転出する若者が多く、近年では福島県から県外への転出者は年間約3万人という結果となっています。この内のほとんどが、進学や就職を機会に首都圏へ転入する15歳~24歳の若者です。県外への転出者の中にも、もう一度福島に戻り、福島で生活をしたいと考えている人々がいるはずです。何故、福島から離れなければならないのか。その一つの原因として福島の雇用状況があります。安定した雇用を創出し、人々が安心して働ける雇用環境づくりが必要なのです。まずは、企業誘致や新たな産業の創出により故郷福島で安定して働ける雇用環境を構築する取り組みをしなければなりません。そしてその取り組みと同時に行わなければならないことが故郷福島で働くことに魅力を感じ、福島に帰郷するきっかけとなる情報の発信です。これらの取組みが故郷福島に帰郷する若者を獲得する第一歩となるのです。

 

 

市民とともにつくるブロック大会

ブロック大会は我々福島ブロック協議会の最大の情報発信の場であるとともに、主管する会員会議所の成長の機会でもあります。そして開催地の活性化を図るためにも大会開催に向けて早い段階からより多くの市民とふれあい大会を構築していく必要があります。福島県内19会員会議所メンバーが一堂に会し福島の現状や課題を共通認識し、福島の未来のために智慧を出し、市民を巻き込みともに行動する必要があります。2017年度はだての地での開催となります。主催と主管が有機的な連携を図り、お越し頂いたすべての人びとに「だての魅力」を余すところなく体感していただくとともに我々の運動を力強く発信し、福島県全域にJC運動を伝播する必要があります。

 

 

同志とともに新たな可能性へ

我々の同志は人口の減少とともに毎年減少傾向にあり、福島ブロック内会員会議所メンバー数もピーク時は1600名を越えいましたが現在では729名となってしまいました。このまま減少の道を辿っていたのでは、事業費用の減少や運動を発信する力強さの減少により、我々が目指す明るい豊かな社会の実現が困難な状況となってしまいます。まずはこの現状をメンバー一人ひとりが真摯に受止め、危機意識を持ち、当事者として行動を起こさなければなりません。我々には先輩の皆様から連綿と受け継がれている歴史と伝統、そしてその精神を次世代へ教え伝える使命があります。志を同じくする青年とともに積極的な運動を展開し、地域のリーダーとして我々自身も自ら更に成長しなければなりません。福島にはこの地域のために行動を起こしたいと考える有望な青年がまだまだいるはずです。福島ブロック協議会のネットワークを有効活用し、各地会員会議所と情報を共有し、取組んでいくことが重要となります。まずは、我々青年会議所の目的、運動、そして魅力を力強く発信し、ともに運動を展開していく青年を一人でも多く同志として迎え入れることが責務であり、我々に課せられた使命なのです。また、我々の運動をさらに効果的に発信するためには女性メンバーの増強も必要となります。女性の視点だから気が付くこと、見えること、分かること、発信できることが間違いなく存在します。産休制度や育休制度を含め、女性が入会し活動しやすいシステムを構築することも我々が取組まなければならない課題のひとつであり、福島をより輝かせるための一歩となるのです。

 

 

誰もが夢を描ける「ふくしま」の実現へむけて

我々は地域を担うリーダーとして、如何なる困難な状況下においてもその試練に果敢に挑む覚悟を胸に取組んでいかなければなりません。我々は決して一人ではありません。我々にはこの福島をより良くしたいと本当に心の底から想っている仲間がいます。福島の未来は我々の行動にかかっているのです。いま行動を起こさなければ福島の明るい未来は決して実現しないでしょう。福島が元気になることで東北が輝き、日本の活性化につながります。目的意識を持ち力強く発信する我々の運動が必ず日本を変えます。

 

 

さあ、いまこそ、ともに歩みだそう!!

 

~揺るぎない自信と笑顔が咲き誇る誰もが夢を描ける「ふくしま」の創造のために~

 

 

 

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