【九州のインフラ成功事例】

①航空網

九州のインフラを支えるものとして島と島をつなぐ、航空網と港湾網があり、今回は航空網について紹介する。

まず、九州管内に空港がどれくらいあるかご存じだろうか?

九州管内には空港が22も存在する。これは日本国内で最も多い数である。空港の種別別にみてみると下記のようになる。

拠点空港:7

地方管理空港:13

その他空港:2

 

そして、空港を利用する旅客数を見ても九州の航空網は最重要であるとみることができる。下記の図は東急エージェンシーが発表している全国空港乗降客数一覧である。そのトップ20に九州の空港が6ランクインしている。

 

全国空港乗降客数一覧 (平成29年統計)
順位 空港名 国内線 国際線 合計
1 東京国際空港(羽田) 68,367,662 16,895,012 85,262,674
2 成田国際空港 7,540,249 31,091,309 38,631,558
3 関西国際空港 6,848,636 21,036,154 27,884,790
4 福岡空港 17,629,158 6,167,691 23,796,849
5 新千歳空港 19,428,246 3,290,366 22,718,612
6 那覇空港 17,435,393 3,537,689 20,973,082
7 大阪国際空港(伊丹) 15,597,777 0 15,597,777
8 中部国際空港(セントレア) 5,936,543 5,509,055 11,445,598
9 鹿児島空港 5,332,140 286,000 5,618,140
10 仙台空港(仙台国際) 3,100,326 270,124 3,370,450
11 熊本空港(阿蘇くまもと) 3,188,037 115,205 3,303,242
12 宮崎空港(宮崎ブーゲンビリア) 3,073,589 96,779 3,170,368
13 長崎空港 3,109,871 55,514 3,165,385
14 神戸空港(マリンエア) 3,108,932 110 3,109,042
15 松山空港 2,996,052 32,641 3,028,693
16 広島空港 2,652,817 322,302 2,975,119
17 新石垣空港(南ぬ島石垣) 2,423,193 82,693 2,505,886
18 高松空港 1,694,397 298,554 1,992,951
19 大分空港 1,779,809 120,420 1,900,229
20 函館空港 1,593,815 197,268 1,791,083

※ 出典 : 国土交通省 東京航空局 空港利用状況概況集計表(確定値)
国土交通省 大阪航空局 空港利用状況概況集計表(速報値)

(東急エージェンシーWebサイト参照)

 

これらのことより、ここ九州において航空網が如何に重要であるかが見て取れるだろう。

 

また、九州発祥の空港施設がある。今では当たり前となっている国際空港、ボーディング・ブリッジ、海上空港がそれであり、全国の空港の先駆けであった。

 

国際空港 – 福岡市第一飛行場(1936年

ボーディング・ブリッジ – 福岡空港

海上空港 – 長崎空港1975年5月1日開港)

 

1

(ボーディング・ブリッジ)Wikipediaより参照

 

2

(長崎空港)Wikipediaより参照

 

 

【空港のストック効果】

ストック効果とは、整備された社会資本が機能することで、整備直後から継続的かつ中長期にわたって得られる効果である。

 

3

(国交省HPより)

 

離島の多い九州において、空港のストック効果は他の地域より大きい。

離島住民の生活の安定、急患搬送等の救急医療体制の充実や、農業や観光産業といった活性化といった効果があり、他のインフラとマッチさせることで更なるストック効果の増進に期待される。

 

上記までのことにより、九州における航空インフラは成功している事例であり、今後福岡空港の滑走路増設、民営化といったことが控えていることからも更なる影響を九州に及ぼし、そのストック効果により、九州を支えてくれるはずである。