公益社団法人日本青年会議所 東海地区愛知ブロック協議会

第60代会長 所信表明

あなたはなぜJCをやっていますか?あなたのまちにJCは必要ですか?戦後復興最中の1949年、我々の先達は新日本の再建は我々青年の仕事である、と志を掲げ、国内経済の充実と国際経済の密接な連携を目指し、幾多もの苦難を乗り越え、数々の運動を展開してこられました。その後日本は世界の中で急速に発展し、短期間で世界第2位の経済大国まで登りつめ、国際経済では為替は当時の3倍になり、世界でも有数の経済大国となりました。先達が掲げてこられた志は前例のない脅威のスピードで、焼け野原からの復興というかたちで成し遂げられたのであります。それから時代は流れ、バブル崩壊から失われた30年。平成が終わり、新たな時代、黎明期が訪れようとしております。そんな今の時代に我々JAYCEEがやるべきことは何なのでしょうか。0から創造した70年前とは違い、成熟しきった国家において現在の常識を、固定概念を今一度見直し、今あるものをどう進化させることができるのかを考える必要があります。変化は進化を伴わないかもしれないが、進化は変化なしではありえない。思慮深き献身的な7人の小さなグループが世界を変えられることを疑ってはならない。それはまさに起こったことなのである。

申し遅れましたが、私は公益社団法人日本青年会議所東海地区愛知ブロック協議会2018年度第60代の会長職を預からせていただいております浅野弘義と申します。公益社団法人名古屋青年会議所より出向をさせていただいております。まずは本日、公務ご多用中にも関わらず、愛知県知事代理、愛知県産業労働部部長、吉澤隆様におかれましては、名古屋会議の式典にご臨席賜り、誠にありがとうございます。また、公益社団法人日本青年会議所副会頭、岡部栄一君。公益社団法人日本青年会議所東海地区担当常任理事、細野勝雅君。公益社団法人日本青年会議所総務グループ担当常任理事、青木孝太君。公益社団法人日本青年会議所議長・委員長の皆様。公益社団法人日本青年会議所東海地区協議会会長、細野勝雅君をはじめと致します役員の皆様。そして、日頃より現役の活動に際しまして多大なるご支援とご協力を賜ります敬愛してやまない第44代会長大澤渡先輩をはじめと致します歴代会長の皆様におかれましては、名古屋会議の式典にご臨席賜り、心から感謝を申し上げます。そして愛知のために我々と一緒になって、日頃より地域に運動を展開してくださっております同志であります33会員会議所理事長をはじめ、メンバーの皆様におかれましては午前中の愛知ブロック協議会の各委員会へのご支援から始まり、メインフォーラム、そしてこの式典にまでご参画を賜り、心から感謝を申し上げます。

式典4

我々が住まう愛知、そして、日本を取り巻く環境はこれからどのようになっていくのでしょうか。日本全体の課題であります少子高齢化の問題は、もちろん我々愛知にも押し寄せてきております。愛知の人口は自然増減では減少でありましたが、他県からの転入人口がカバーをし、昨年1年間では人口増となりました。しかし生産年齢人口においては減少が止まらない現状にあります。その結果もあってか日本創生会議が発表した2040年の消滅可能性都市には、残念ながら愛知県内の7つの市町村が記載をされておりました。また、東京一極集中の課題もこれから愛知の転入転出人口に今まで以上に大きな影響を与えてくるかもしれません。しかし、2027年リニア中央新幹線開通という、このエリアのターニングポイントにおいて、愛知は首都県から中部圏までの人口約2500万人の大交流圏の西の拠点となり、人、物、金、情報が集まり国内だけでなく、世界から注目を集める可能性があります。また、国際に目を向けると2019年には国際展示場ができ、2026年にはアジア協議会が開催され、リニア中央新幹線開通と同じ2027年にはセントレアに2本目の滑走路ができます。日本全体では2020年に4000万人、2060年には6000万人というインバウンドの目標があり、そのチャンスをつかむためには、国内だけでなく、グローバルな都市間競争に勝っていかなければなりません。それでは、愛知の今、未来を考えてみると、我々JAYCEEは何をやるべきなのでしょうか。本年度愛知ブロック協議会といたしましては、3つの柱を掲げさせていただきました。

1つ目の柱、それは人=会員でございます。愛知を今以上に強くするためには、地域-地域が輝かなくてはいけません。その地域を輝かすことができるのは日本青年会議所でもなく、我々愛知ブロック協議会でもありません。各地会員会議所の皆様方でございます。では、各地会員会議所が持続的に活動をしていくためには、組織を構成する人、つまりは会員の量と質、この両輪をバランス良くまわしていく必要があると考えております。本年度は会員の量、会員拡大につきましては、33会員会議所の皆様にお支えいただき、拡大の情報が集まるプラットホームを構築することで、有益な情報をプラットホームに入れ、皆さんで共有すると共に、LOMにとって必要な情報をそのプラットホームから持ち出していただけるような形を作りたいと思っております。そして、会員の質、こちらは人財育成と考えておりますが、本年度も多方面から人財育成をさせていただくことで、33会員会議所をお支えしていきたいと考えております。我々の同志がひとりでも増え、その同志がポジティブチェンジをすれば、愛知には必ず大きなインパクトを与えることができるはずです。

2つ目の柱、それは主権者教育でございます。我が国日本は民主主義国家である。主権は我々国民にございます。しかしながら、政治家を選挙で選ぶことを通じて、政治を動かす間接民主主義においては、時折、国民に当事者意識が芽生えず、地域の課題を政治や行政に任せすぎることがあります。地域を変えていくためには、国民が政治に興味を持ち、参画する必要があるのではないでしょうか。そのためにも、地域の課題を抽出し、当事者意識を持って行動し、政治や行政と一緒になってその課題を解決へと導くアクティブシチズンの育成が必要不可欠と考えております。本年度は若者の政治参画意識を醸成すると共に、自らの力で地域を変えられる仕組みを作ってまいります。また、先の衆院選の論点でございました憲法改正でございますが、いよいよ国会で発議がされ国民投票が行われる準備がなされてきております。昨年は日本青年会議所主導のもと、47都道府県にて国民討議会が開催され、国民のアンケート結果から日本青年会議所が憲法に自衛隊を明記する形で改憲を推進することを決定致しました。本年度は改憲、護憲ということだけではなく、その改憲であるならば、どのような内容が一番ふさわしいのか、今一度県民の皆様と一緒に考えていきたいと考えております。我々、そして県民が、地域、愛知、日本のことを本気で考え、当事者意識を持って行動すれば、地域は必ず変わるはずです。

3つ目の柱、それは国際でございます。我々が毎回唱えております、綱領。その中には国際的な責任という言葉がありますが、その国際的な責任とは一体何でしょうか。サンフランシスコ平和条約が結ばれるより前に、国際社会への復帰を認めてくれたJCI。今では日本は、世界の中でもJCIの中でも大変重要なポストにいると考えております。古来より我々日本人には和の精神性、そして利他の精神が備わっており、今度は国民ひとりひとりが世界を助ける番ではないでしょうか。また、人口の自然増がなかなか見込めない愛知にとって世界とつながることは経済的な視点からも大変重要な課題だと考えております。本年度は我々が付けているバッチ、このバッチに付いております国連のマーク、その国連が掲げております、持続可能な開発目標でありますUN SDGsの認知向上運動を展開すると共に、そのSDGsのテーマのもと、我々の地域からどのような形で持続的に国際貢献ができるのかを考え、強烈な原体験の機会をつくり、グローバルリーダーを発掘してまいります。これからどんどん押し寄せるであろう、国際の波に乗るためにも、地域-地域のグローバルリーダーが先頭に立って行動し、地域と世界をつなぐ架け橋になっていただきたいと考えております。これらの政策の集大成といたしまして、第51回愛知ブロック大会田原大会を開催させていただきます。昨年度第50回という節目を迎えたブロック大会ではございますが、これから再度スタートをして今まで以上に地域から求められる、地域に根差したブロック大会を構築させていただきます。1959年愛知県内7つの会員会議所によって、愛知はひとつ、という志のもと産声をあげた我々の愛知ブロック協議会の前身であります、愛知県協議会は本年度でちょうど60年という節目を迎えます。60年という節目ではございますが、次への通過点と捉え、本質的な伝統をしっかりと受け継ぐと共に、10年後のリニアインパクトを見据えて、逞しい愛知の未来を創造する一歩を踏み出してまいります。

式典3

初代会長であります佐藤亨吉先輩をはじめ、先達は60年後の今、そして愛知の未来をどのように思い描いていたのでしょう。我々が行っているJC活動は先達が創造していた未来とどのように違うのでしょうか。皆さんは胸を張って今のJC活動を先達に伝えることはできますか。JCしかない時代からJC以外にもあると言われる時代、

いや違う!そんなことはない!JCしかできないことが山ほどある!JCを待っている人たちが、愛知、日本、世界には山ほどいる!70年という歴史を持ち、全国に同志がいて、世のため人のために、本気で戦っている自立した青年経済人の団体が他にどこにあろうか!我々はこれからも世論を喚起し、唯一無二の政策立案実行団体として、運動を地域に展開し昇華をしていかなければなりません。そのためには、たった1年、たった1年という限りある時間の中で世のため、人のためにより高い壁に挑戦していく必要があります。人の成長に挑戦は絶対条件であります。挑戦したものにしか見えない景色がそこには必ずあるはずです。33会員会議所の同志の皆様と共に、リーディングブロックとしてのプライドを持って、志高き挑戦による逞しい愛知の未来を創造してまいりましょう。今が未来をつくるのではなく、未来が今を創るのである。志あるところに道はある。恐れるものは何もない。我々JAYCEEこそが地域を進化させる光である。1年間どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

式典2