きょうとはちがう、未来へ

11月29日(金)第10回会員会議所会議をもちまして
2019年度京都ブロック協議会全ての活動が終了いたしました。

一年間の活動・運動にご支援ご協力を頂きました皆様、本当にありがとうございました。

 

私たちは1年間、
人の心に影響を与えられる青年となって、
本質を追求し共感を集めてワクワクする未来を切り拓き
組織に対する誇り(ロイヤルティ)を深めるために活動してきました。

なぜ組織への誇りが必要なのか。

それは私自身の個人的な体験が原点となっています。

 

2004年、私が24歳の年の、新年を迎えてすぐの頃
まだ52歳であった父が病を患いました。
病名は肺癌。余命半年を宣告されました。

いつも明るく元気で弱みを見せない優しくて強い父が、
医師の宣告を受け止めきれずに、涙を浮かべて苦しそうな顔を見せていた姿は
今も脳裏に焼き付いています。

父は、私も今所属する亀岡青年会議所に創立当初から属させて頂き、
大きな事業の実行委員長や理事長をさせて頂いたり、
ブロック協議会では事務総長(今の運営専務)をさせて頂いたりで、
私が子供の頃はほとんどJCで家にいないくらい精力的にJC活動をしていました。

父の病気がわかってから、私たち家族はどうしたらいいのか分からないばかりか、
現実として受け止められないでいました。

そんな時、私たち家族に寄り添い、共に父の病気と闘ってくれたのが
父のJCの時代の友人の皆さまでした。

癌に効く治療法や医者の情報を集めて教えてくださったり、
時には治療のために遠方まで共に足を運んでくださったり、
私たち家族や、病に侵された父本人よりも真摯に、病気と闘ってくださいました。

しかし、そんな治療や抗がん剤の効果も表れず、
宣告からちょうど半年経った夏の終わり、
病院から、もうこの数時間が山であると連絡がありました。

私たち家族が病院に駆け付けただけでなく、
叔父から父の友人へ連絡をしていたことで
平日の朝早く、地元から遠く離れた病院まで
父の友人の皆様がたくさん駆け付けてくださいました。

友人の皆様は、思い思いに父に頑張るよう声を掛けて下さったのですが、
多くの皆様の願い届かず、父は息を引き取りました。

そのことを病室に入りきれずに廊下で待っていてくださった皆様に伝えに行くと
皆さんは人目を憚らず、声を上げて泣き崩れられました。

そこにおられた方々は、40歳代50歳代の
地元優良企業の大社長のような方々ばかりで
ほとんどが、JCでの父の友人でした。

父を亡くしたばかりの喪失感を抱えていた私ではありましたが
冷静に、JCの絆とはこうも深いものなのかと感動させられました。

その後、右も左も分からない中、父の事業を承継した私を
気にかけて下さり、助けて下さったのも、父のJCでの友人の皆さまでした。

そんな多くの人の助けがあって、私は今ここに立っていられると感じています。

だからこそ、私は父の友人の皆様一人ひとりに恩があると感じているだけでなく
「JC」という組織に恩を感じて、このJCという組織のために、
そんな思いで12年間青年会議所活動を行ってきました。

深い友情で人生を豊かにして頂いた父がきっと抱いていたであろう
JCという組織への「誇り」を、守り、取り戻すことで。

そして、いつか自分が迎える最期の時に
家族のように心から涙し悼んでくれる仲間をつくるために。

 

属する組織への誇りが深まれば
自分たちの活動一つひとつの価値に気づける。
価値ある活動に、熱意をもって仲間と挑めば
他では決して得ることの出来ない絆が生まれる。
価値ある活動に、自分の殻を破って挑めば
自らの可能性を拡げ、周りの人の心に影響を与えられる。

 

そうやって、一つひとつが積み重なって
これからも青年会議所という組織が
メンバー一人ひとりの人生を豊かに彩るために
価値を高め続けていきますように。

 

きょうとはちがう、未来へ向かって。

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公益社団法人日本青年会議所
近畿地区京都ブロック協議会
2019年度 会長 木戸庸介