17の志と友情が織りなす和の創造 ~輝ける岐阜へ持続可能なインパクトを~

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公益社団法人日本青年会議所 東海地区 岐阜ブロック協議会

2019年度 会長方針・スローガン

17の志と友情が織りなす和の創造

~輝ける岐阜へ持続可能なインパクトを~

 

 

岐阜ブロック協議会
会長 橋本 和彦

 

はじめに

かつてはアメリカを中心に、世界を一つの市場として共有・統合する動きが加速し、世界全体がいわゆるグローバリズムでありました。しかしそのアメリカも現政権発足から約2年の時が経ち、保護主義に傾倒し自国第一主義を掲げ、中国をはじめ世界各国との貿易摩擦が顕著となっております。加えて、同国による移民排斥主義も相まって、世界全体がナショナリズムの潮流に乗じているかのようです。北朝鮮による核の脅威も未だぬぐい切れておらず、我が国の周辺国である韓国、中国、ロシアとの領土問題を含む外交問題も解決に至っていない中、GDP世界一のアメリカとの親交が厚い我が国にとっても、決して楽観視できる世界情勢ではありません。
日本国内においても、アベノミクスによる株価の上昇、失業率の改善など明るい未来への兆しが垣間見える一方で、大規模災害の可能性、少子高齢化による生産年齢人口の減少、社会保障制度の破綻リスクなど問題も山積しており、我々はJAYCEEとして、明るい豊かな社会の実現のために、より一層の使命感をもって活動していかなくてはならないことを認識する必要があります。
1960年、岐阜の未来を想い、県内各地会員会議所から英知を結集し、岐阜ブロック協議会を設立された先輩方に、そして設立から約60年の間、岐阜ブロック協議会のために決死の思いで活動してこられた先輩方に感謝の念を抱くとともに、県内17の絆がより一層深まるよう全力で取り組み、岐阜県のために、ひいては日本のために一生懸命努めてまいります。

 

機動的な組織の形成

日本JCの運動には、JCIと連携した運動や地域経済を牽引するプラットフォームづくりの推進に始まり、交通インフラ投資による国土強靭化にむけた社会基盤整備計画の実施などの経済政策の推進があります。そして、健全な子供を育てるための教育再生やスポーツを通じた地域交流、さらに天災などが起こった際に敏速かつ的確に情報を共有するための防災ネットワークの構築、地域の次世代のリーダーの育成など多種多様な運動があります。本年度も日本JC、東海地区協議会と連携を図り、各LOMの支援をすることが岐阜ブロック協議会としての重要な役割と考えています。そして、出向していただくメンバーに対しても、各LOMでは得られない経験を提供し、新たな友情を育み、自己研鑽の場にしていただきます。
岐阜ブロック協議会は、岐阜県内17LOM、約600名のメンバーが在籍しております。その同志とともに、2019年度日本JCや東海地区協議会の展開する運動を共有し理解を深め、そして岐阜ブロック協議会の方針ならびに各LOMの理念を共有することを目的として、本年度も岐阜会議を開催します。
私たちの暮らす日本は、物質的に満たされ、生まれながらに人権を保障されている、世界的に見れば非常に素晴らしい国であります。明日食べる物に困ったり、着る服がなかったりなど貧困にあえぐ人はごく少数で、毎日食べたいものを自由に食べられて、行きたい場所に自由に行ける。こうした恵まれた環境が当たり前すぎて、自分たちが幸せであることに気づいていない人が多く存在していると思います。しかし、世界に目を向けるとそれは当たり前ではなく、食料はおろか飲み水でさえ手に入りづらい環境の国もあります。2030年までを目標にそうした国の格差社会を改善し、世界中の人々がその当たり前の暮らしができるようになるために、国連サミットで採択をされたSDGsの存在をまずは県民に知っていただき、SDGsを達成することの重要性を認識していただくとともに、達成意識の向上を図ります。また、県内の昨今の人口推移の現状を受けて、人口の減少に歯止めをかけるべく地方創生に着目し、岐阜県が持続可能な社会となるよう、人が住み続けられるまちづくりを目指し、SDGs達成へとつなげてまいります。そして、全ての事業にSDGsの目標とターゲットを決め、岐阜ブロック協議会のメンバー全員がSDGs達成に向けての意識の向上を図ってまいりたいと思います。

 

アクティブシチズンが地域を変える

日本の人口が、2004年をピークに年々減少しております。岐阜県においても2000年にピークである211万人を数えましたが、2000~2003年の停滞期を境に、その後一貫して減少に転じています。これには、2000年以降続く人口の自然減少に加えて、県外への転出者の増加や多くの女性が社会進出したことによる晩婚化、さらには若者の価値観の多様化などの原因がありますが、とにかく現状少子高齢化であり、著しい生産年齢人口の減少でもあります。それらはこの先かなり深刻な数字となることが予想されており、様々な社会問題が起こることが懸念されています。岐阜ブロック協議会としては、まずその人口減少の問題を解消するために、県民に、子供を持ち、育てることが個人をより幸せにする社会に自らが変えていく必要性を認識していただく機会を設け、その中で岐阜県の実態に即したあるべき人口増を描く議論ができる環境を作ります。そして、その中で出てきた県民の声が社会に反映され、多子社会の実現への第一歩となるよう、各方面に積極的に働きかけてまいります。また、その人口減少に伴い懸念されている問題として、社会保障制度が挙げられています。それは、年金の受給年齢が段階的に引き上げられており、かつ受給金額が減ってきているからです。このままでは制度自体が破綻しかねません。さらにその社会保障費は、国や地方の財政を圧迫しており、歳出の約4割を占めております。我々は20年先も見据えて、県民に自分たちの地域の未来を自分たち自身で描いていく意識の向上を図るために、共に社会保障制度について考える環境を作ってまいります。
本年度もJCカップU11が開催されます。本事業は、地域の未来を担う子供たちに、今のうちからスポーツを通してグッドルーザーの精神を身につけていただき、自身の地域を越えた友情を育んでいただくことを目的としております。その中で人に対しての思いやりや感謝の気持ちも醸成し、明るい岐阜県の未来を牽引してくれる子供へと成長していただける場となるよう取り組んでまいります。

 

第46回JC青年の船「とうかい号」への支援

地域の未来を担う若者のために、本年もJC青年の船「とうかい号」が出航します。一般乗船者には、洋上という非日常の空間の中での研修とグループワークを通して、国家や地域に対しての愛着をもっていただき、寄港地では、海外旅行では味わうことのできない青年団との国際交流を経験していただくことで、平和への熱き想いを堅持していただくとともに、国境を越えた青年同士の友情の輪を形成していただきます。同乗するメンバー同士、乗船中、時には激しくぶつかり合うこともあるかと思いますが、約1週間に亘り苦楽を共にすることで、互いに認め合い、絆を深めていただくことができるものと思います。それによって、下船後も一生涯の友人としてつながっていただくことができるのだと確信しております。そして、洋上での思い出を胸にアクティブシチズンとして成長し、各々の地域のさらなる発展に寄与していただけるよう、東海地区4ブロックの一員としてサポートしてまいります。JC団員には、一般団員に対する研修の企画・サポートをしていただく中で、精神的に厳しい状況を迎えることもあろうかと思いますが、それを乗り換える強い精神を育み、成長へとつなげ、自身のLOMや岐阜ブロック協議会を牽引していく存在となっていただけるようサポートしてまいります。また東海地区内のブロックの垣根を超え、JC団員同士の絆を深めていただけるよう、岐阜ブロック協議会としてサポートしてまいります。

 

社会に持続可能なインパクトを与えるJAYCEEの育成

40歳までと限られたJC生活の中で得られる経験、学ぶものは非常に貴重なもので、何事にも変えることができないものであります。時に苦しく辛いこともありますが、限りがあるから常に全力で打ち込むことができるのかもしれません。しかしそれだけではなく、入会の浅い時期に出会う他LOMのメンバーの存在、そしてLOMの垣根を越えた友情も、JC生活を全力で駆け抜け、卒業を迎えるために重要であると考えます。岐阜ブロック協議会では、入会の浅いメンバー同士がブロック内各地LOMのメンバーと出会え、互いに友情を育み、絆を深めることができるような事業を開催します。
また我々メンバーは、明るい豊かな社会の実現に向けた運動を展開しなければなりませんが、昨今の社会情勢は非常に複雑化しているため、率先して社会を変える気概を持ったとしてもどのように行動すればよいか難しい現状であります。そのため、アカデミー生であるJAYCEE一人ひとりには、グローバルな視点からの日本経済や歴史に対する知識を習得でき、青年経済人としてのコミュニケーションスキルを磨くことができるような機会の提供をします。それらを通じて、日本や、ここ岐阜県を俯瞰して見る力を養うことで、自らが社会を変えるべき方向性へと自信をもって運動を展開していくことができ、JAYCEEとして地域社会へインパクトを与える人材へとつなげていきます。

 

積極的な会員拡大

日本青年会議所に登録されているメンバー数は、年々減少傾向にあります。岐阜ブロック協議会も例外ではなく、減少の一途を辿っています。JCは学び舎です。岐阜県の持続可能な発展を目指すには、我々が県内の次代を担う多くの青年に成長の場を提供する必要があります。そのために、JCは必要とされ、存在し続けなくてはなりません。これ以上岐阜ブロック協議会全体のメンバー数が漸減しないよう、岐阜ブロック協議会は各LOMに対する支援を行ってまいります。その中でメンバーの皆さまに継続的な会員拡大への意識作りにつながるような環境を構築してまいります。また、メンバーの皆さまと会員拡大のスキルを共有し、実践できるような情報提供を行ってまいります。そして、会員拡大に必要なツールを企画及び作成し、具体的な会員拡大の手法として各LOMの皆さまが展開できるよう取り組んでまいります。

 

岐阜ブロック大会2019

県内各地で活躍を続ける、17LOMにより構成されている岐阜ブロック協議会は、公益法人として運営される日本JCの一翼であり、先般公益社団法人へと法人格が移行されたことにより公益性を重視されるようになりました。それに伴い、岐阜ブロック会員大会から岐阜ブロック大会へと名称が変更されましたが、本年度もその岐阜ブロック大会を開催し、協議会設立時より行われてきた本大会の、メンバーの交流という要素も残しつつ、公益性も重視した展開をしてまいります。その中でブロック内メンバーや県民へ対して、1年間の岐阜ブロック協議会が取り組んだ活動の報告の場とするとともに、その事業を実施したことにより得られた成果を伝える場とします。それにより、岐阜ブロック協議会の行ってきた運動の意義をメンバー自らが再認識するとともに、県民に私たちの活動に対する認識を深めていただき、共に岐阜県を盛り上げていくための意識を醸成したいと思います。そして岐阜県の歴史や伝統、文化、食材など各地域の特色や魅力を地域のたからとしてアピールし発信することで、県民の皆さまに改めて地域のたからを認識していただく機会とするとともに、地域への愛着、誇りを育んでまいります。
また、岐阜ブロック協議会は今年で60周年の節目を迎えます。これまでの岐阜ブロック協議会の軌跡を振り返るとともに、岐阜ブロック協議会発足から今日に至るまでに決死の想いで活動してこられた先輩方に感謝する場と致します。

 

おわりに

今、まちから我々に求められているのは何だろう。我々がすべきこととは一体何だろう。JCに入会してからこの間、たまに目的を見失いそうになります。しかし、我々の使命は設立当初から変わらず、明るい豊かな社会の実現のはずです。JCのためにJCをしているわけではありません。内ばかりではなく、外を見る姿勢をもって取り組んでまいりたいと思います。そして、目まぐるしい世界情勢の中のここ日本における課題、そしてまちの課題を集積し、常に課題解決策を考え実行ができる、そんなJAYCEEに私はなりたいと思います。成功の反対は失敗ではなく、挑戦しないことであります。私自身、自らの成長を止めることなく自ら積極的に行動を起こし、何事にも果敢に挑戦してまいります。

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