Doors to the Future「~21の可能性が織りなす、明るく豊かな神奈川の創造~」

会長所信

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スローガン

Doors to the Future

基本理念

21の可能性が織りなす、
明るく豊かな神奈川の創造

基本方針

1:未来へ踏み出す次代の共育
2:多様性の扉を開くブロック大会
3:共感されるJAYCEEの育成と拡大
4:ムーブメントの起点となる発信
5:信頼の柱となる組織運営

会長所信

【はじめに】

青年の運動を興した先人達が「新日本の再建は我々青年の仕事である。」と宣言し、青年会議所の歴 史は始まりました。現在も日本各地、そして神奈川県内の青年会議所が存在しているのは、先達のこの国 の未来を思う心と、並々ならぬ覚悟の連鎖が続いているからなのです。そして、その心と精神は運動を通じ てそれぞれの地域と、そこに住まう人々に新たな可能性の扉を大きく広げてきました。さらに青年達の英知 と勇気と情熱は、経済と文化情緒が豊かに溢れる国としての再興を成し遂げる原動力となり、また国際社 会の中で責任ある立場の構築にも寄与してきたに違いないのです。しかし現代の私達は、避ける事が難し い人口減少や、世界的にも類を見ない高齢化社会、真偽も判別できない情報が氾濫すると言う時流の中 に在ります。これらの問題に対して我々日本人は地に足をつけて準備ができていたのでしょうか。 古来より我が国では、諸外国から多くの知識や学びを受け入れ吸収し、そしてそれらを洗練させ豊かな 国創りのための手立てや、諸問題を解決する術として発展させ駆使してきました。今日、インフラ整備と情 報化が高度に進んだ社会環境は、自身と、そして異なるものとの距離をより近接させ、それは国の隔たりを 埋めるだけでなく、地域間でのより緊密な情報共有を可能にしてきました。あらためて新時代を迎えた今だ からこそ、歩み続ける道の先に確かに待ち受ける難題に膝をつき悲痛な笑みを浮かべるのではなく、異な る世界に通じる新たな扉を開き、まだ見ぬ可能性へ踏み出し、神奈川とそこに住まう人達と共に、明るく豊 かな社会の実現を目指すべきなのです。そして、これからも変化していく社会の潮流の中で、望まない変 化に歯止めをかけ、失うべきでない伝統や文化を残しながらも、自ら率先して変化に対応する事ができる 社会構造と人材基盤をこの神奈川の青年が運動を通じて率先して構築していかなければならないのです。

【神奈川に咲く21の可能性】

青年会議所に携わる者として日々の行動を通じて重要視しなければならいのは、能動的に機会をとらえ、自身と活動する地域、そしてそこに住まう人々が持つ様々な可能性を見出し、いかにして運動の原動力として転換できるのかを追い求める事であると考えます。しかし、限られた範囲や日常の繰り返しの中では、追い求める機会の扉の数や種類にも限度があります。本年は公益社団法人相模原青年会議所の情熱のもとに関東地区大会相模原大会が開催され、さらに国家行事である東京オリンピック・パラリンピック、そしてJCI World Congress横浜大会が一般社団法人横浜青年会議所の英知により開催されます。神奈川にとって他の国や他の地域と言う地理的条件だけではなく、他者の思想や観念との距離がより一層近くなる一年となる事は間違いなく、数多もの可能性への機会の扉が手を伸ばせば届く距離にある、貴重で奇跡的な年なのです。さらに県内に目を向ければ、それぞれに違う背景を持つ21の会員会議所があり、そこには多彩な人々が所属しています。まさに神奈川ブロックは人が織りなす可能性に満ち溢れているのです。人と人が出会い、繋がり、新しい学びを得てその学びを地域課題の解決や、郷土のさらなる発展に寄与する運動へ還元するために、青年会議所のスケールメリットを活用し、活動エリアを超えた会員同士の出会いを創出し、またその出会いから得られる新しい知識や気づきを会員それぞれが地域に新たな可能性の種として持ち帰り、青年運動として華開く事ができる機会を創出して参ります。

【未来へ踏み出す次代の共育】

混沌という未知の可能性を切り開いた先には、必ずや人の成長という何にも代え難い価値が存在しています。しかし人が成長するためには、何も行動を起こさずに待ち続けていてはその成果を得る事は叶わな
いのです。多くの会員会議所の協力を得て県内の各地から集う次代を担う若者を作り続けてきた運動は、教え育むと言う教育では無く、共に育む共育と言う言葉で表現してきました。そこにはそれぞれの地域において未来に踏み出す勇気に満ちた人材を育成するために、子供達と青年会議所が共に歩んだ軌跡があるからに他ならないのです。様々な価値観が存在し、自らの意見を容易に表現できる現代だからこそ、次世代を担う地域の人材には違いを如何にして受け入れ、視野の広い意見を持ち、可能性に向けて能動的に前進するためのトレーニングが必要不可欠であり、そしてその機会は多様な子供達に向けて提供されなければならないと確信しています。そのために本年も県内の高校生を対象とした「かながわハイスクール議会」や、民主主義教育プログラム「みらいく」と言う事業を通じて、新しい世代を牽引する人材を成長の扉へと導いて参ります。さらに国際的価値観と責任感の醸成を試みる一歩として、国連で採択された目標であるSDGsに触れる機会とも連動させ、自らの理解を深めると共に周囲の人達に対して言葉と行動で示す事の出来る、小さな変革の能動者を育成する事を目指します。今この時に自分の隣にいる大切な人の事を考え、そして未知の可能性へ踏み出す事がひいては自分自身の人生をも豊かにすると言う気づきを得た子供達が、この神奈川から世界に向けて飛躍する日を誰よりも強く信じて、地域の次代を牽引する未来(子供達)の背中を押して参ります。

【多様性の扉を開くブロック大会】

本年で48回目を数える2020年神奈川ブロック大会平塚大会は、平塚市、大磯町、二宮町を活動エリアとする公益社団法人平塚青年会議所の主管の元で開催いたします。平塚は、かつては東海道五十三
次の7番目の宿場町であり、相模川や相模湾の物流拠点として栄えました。さらに戦後の復興祭を起源とする湘南平塚七夕まつりが開催される地域愛に満ちたまちであります。歴史と伝統が共生するまちにて開催する本年のブロック大会は、神奈川ブロック協議会の運動を最大限に増幅させ、参加者が新たな価値観を構築するために有効に作用するフォーラムやセミナーを開催いたします。そして「神奈川は一つ」の合言葉と共に、多くのメンバーに本大会を通じて神奈川ブロック協議会の運動が到達し、さらに参加したメンバーを介して神奈川県の隅々にその熱が波及する大会として構築して参ります。また主催と主管の緊密な連携のもと、開催日以前より平塚と言う地域と青年運動に焦点を当てた活動を行う事で大会当日の効果を最大限に引き上げると共に、参加者益、地域益と言う外に向けた直接的な効果も組み合わせて参ります。地域とそこに暮らす人達の未来への可能性が融合し、社会の変化と発展のために必要不可欠である個人を尊重し、他をも尊重すると言う多様性を認容したアイデンティティーの構築につなげて参ります。

【共感されるJAYCEEの育成と拡大】

青年運動が社会に理解され、地域への広がりを見せるためには地元の自治会や他団体、地域のボランティア活動など、あらゆる場面に現役・OBの隔てなくJAYCEEが存在し、青年会議所活動での学びを身
近な社会へ還元し、周囲の人々の意識変革の有効な触媒となる事が重要であり、そしてその存在感は新たに組織に加わらんとする人間を見出すためにも必要不可欠なのです。しかし会員の減少と言う波はこの神奈川にも確実に打ち寄せ、その衝撃は会員の青年会議所所属年数にも大きく作用し、組織を維持する上で必要な人材育成にも影響をもたらしています。あらゆるメンバーが、考えうる全ての策を講じて立ち向かっているいま、21会員会議所のための有用な後押しとなる会員研修と拡大支援が必要なのです。そして会員拡大と会員研修とは表裏一体であり、永続的な会員拡大を行うためには、その前提として、青年会議所活動での経験とその意義を他者にしっかりと伝える事ができる説得力と、家族や友人、仕事場からその行動を応援され後押しされるメンバーの育成が必要不可欠であり、我々は会員研修を通じてその先にある会員拡大を見据えなければならないのです。そのために本年は神奈川塾として「ベーシック研修」を内包する門戸のより開かれた研修を実施し、青年会議所活動を行う上で自ら進んで機会をつかむ能動的なJAYCEEを一人でも多く輩出する事を目指します。さらに研修は座学を受けて終了とはせず、体験と実感を得られる手法に注力し、家庭からも職場からもそして地域からも共感されるようなJAYCEEとして進化するターニングポイントを創出し、さらには進化したその姿に呼応して、人が人によって引き付けられる会員拡大へと繋がる契機とします。

【ムーブメントの起点となる発信】

20世紀に入り電波メディアとしてラジオが登場し、人は活字を用いずに聞くだけで情報を得る事ができ、そしてテレビが登場し視覚的に分かり易く発信する事が出来るようになりました。さらにインターネットの登場により個人が発信者となる事を容易にし、今や老若男女問わず、好きな時に好きな事を世界の人にむけて情報を伝播する事が可能になりました。それまでは既に環境が整い、発言力を持つ存在だけが社会の流れに対して影響を与える事が可能でした。しかし今や名も知れぬ人の発信が共感を呼び、世界に大きなうねりを作り上げ、人々の意識に変革をもたらす事が容易に出来るのです。青年会議所の目指す発信には、運動の共感者を一人でも多く作り出し、ムーブメントの起点となる事が重要であると考えます。そのためには、情報を一方的に流すのではなく、受け取り側を想像し、そのニーズに応じた情報や神奈川県内各地の青年運動の成果をツールの使い分けや表現方法を意識しながら発信し、社会を巻き込む運動の契機となる事が必要とされるのです。さらに本年は国際の機会に恵まれる年であり、情報発信と言う手法はその恵まれた機会への相互の窓口となる事が出来ると考えます。神奈川ブロック協議会の情報発信が各地会員会議所と世界との繋がりの発端となり、それぞれの地域の未来にとって多くの可能性がもたらされる、世界中のJAYCEEとの出会いのきっかけとなるように努めて参ります。

【信頼の柱となる組織運営】

52年もの歳月をかけ神奈川ブロック協議会が残してきた轍は、その一つ一つに周囲からの信頼が刻まれています。これまでは運動にひたむきに携わる姿が、寄せられる信頼に対する我々の答えでした。そして
その姿により一層の説得力をもたらすものは、誰よりも強い自制心と拘りをもった組織運営なのです。そのためには透明性が高く、無駄なく最大限の運動効果を発揮する財政管理の側面から各委員会活動に寄り添うアプローチが必要であり、さらに円滑で美しく、情報共有に敏感である会議運営を執り行う事で21会員会議所からの付託と信頼の担保となり得る確固たる組織基盤の柱を構築いたします。

【結びに】

23歳で青年会議所と言う扉を叩いた私に、当時の先輩方は活動の意義について「やれば解る。」とだけ伝え、ただひたむきに運動に向き合う背中を見せてくれました。そして素直に向き合えない私に、「文句は、やってから言いなさい。」と諭してくれました。「やれば解る。」この言葉には、青年運動から派生する様々な機会に、先入観を持たずに率先して挑み、そしてまた新たな機会と出会う備えをしなさい、と言う意味が込められ、そして「文句は、やってから言う。」と言う言葉には、気づきや学びを得て、自ら答えを探り、他の人に自分の言葉で伝える事が出来るように成りなさい、と言う思いが込められているのだと、時を経て気づかされました。今の世の中では通用しないかもしれない、この短くも意味深いメッセージは、私のJC観の大事な礎となっているのです。我々は地域とそこに暮らす人々、そして青年運動が秘める可能性を狭めてはいけないのです。なぜなら、それぞれの可能性の融合がもたらす確かな効果が、さらに一歩、この社会を明るく豊かにしていくのです。同じ時間軸を生きる人達へ向け、青年の運動をさらに波及していくために、神奈川ブロック協議会第53代会長として私のJC人生の全を賭し、21会員会議所のかけがえの無い仲間と共に可能性への扉を開き、ひかり輝く未来へ踏み出して参る事をお誓い申し上げます。

公益社団法人 日本青年会議所 神奈川ブロック協議会
2020年度会長 向島史朗

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