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教育再生会議 【メディアリテラシーチャンネル】

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メディアリテラシーとは、「正しいことを決めるための思考力」のことです。この動画では、事実と異なる嘘の情報を見破ること=事実を確かめることの重要性を謳っていますが、これでは後出しじゃんけん的な要素が含まれてしまいます。結果から言えばその情報は嘘だったとしても、その時には嘘だと思えないことが問題なのです。なぜ嘘だと思えなかったのかを考えることで、自分の判断がどの様にして他者に操られるかを理解することが、メディアリテラシーの真髄と言えます。メディアリテラシーを考える時は、正しいことは一つではなく、むしろ正しさは人の数だけ存在することを前提に学習する姿勢が必要です。そもそも事実を見たままに伝えるメディアは存在せず、メディアによって伝えられる情報は、常に発信者の意図を含み何かしらの目的があって作られた情報なのです。
このことはインターネットに限らず、マスコミの報道やコマーシャルの読み方、プロパガンダが世論を動かせる理由など、社会そのものがメディアによって運ばれる断片的な事実(あるいはそう見せかける偽情報)に影響され続けている事を理解する必要があります。インターネットはメディアの一つにすぎず、インターネットを使う為にメディアリテラシーが必要と考えるのではありません。むしろインターネットを使うには、その基礎となる簡単なメディアについて学習し、情報の読み解き能力を高めることが大事であると言えるでしょう。

そもそも「正しい情報」とは事実であるとは限りません。マスコミは事実を伝えているのではなく、自社の責任において正しいと判断した情報を報道しているにすぎません。日本では情報発信とモラル(人としてあるべき望ましい姿)をセットにしやすく、嘘の情報を流すのはモラルが無いからだと考えがちです(マスコミはモラルがあるとみなされ、社会的信用を担保に報道内容が信用されているのが現実です)。しかし、本人に嘘の自覚がない場合も多く、むしろ嘘が事実として堂々と語られることもあります(これはマスコミも同じです)。歴史を読めば分かることですが、歴史とは常に勝者によって書き換えられています。教科書に書いてあるから正しいと考えることが、そもそもメディアリテラシーの欠如と言われても仕方ありません。
メディアリテラシーを学ぶ必要性は、他人に迷惑をかけないとか曖昧な事は発信しないという実践的なことではありません。もっと重要な事は物事を判断し伝えることに責任を持つことであり、他人に振り回されず自立した判断を下すためです。別の言い方をすれば、騙したい人がいることは防げないが、自分は騙されない防衛力を持っているという状態を作ることです。

日本ではインターネットの普及に伴い一般市民が社会に対して影響力を持てるようになったことで、急速に情報の扱いを教える必要性が高まりました。逆に言えば、これまでのマスコミ時代では、いかに一般人が情報の読み解きを必要とされていなかったかが伺えます。時代の変化に合わせ、自立した市民の育成を後押しできるコンテンツ発信を期待しています。

第1回「メディアリテラシーとは」

第2回「即断をしない」

第3回「鵜呑みにしない!ゴッチャにして信じない!」

第4回「1つの見方に偏らない」

第5回「スポットライトの周囲を見よ」

第6回「明確さ/何を伝えたいの?」

第7回「正確さ/キメつけていないかな?」

第8回「優しさ/キズつけていないかな?」

第9回「易しさ/これで伝わるかな?」

2020年度
公益社団法人 日本青年会議所
埼玉ブロック協議会
第53代会長 内田 剛史君
(うちだ つよし)

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