IMG_0081SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年9月の国連サミットで採択されたもので、2030年に向けた具体的行動指針です。「17の目標」と「169のターゲット(具体目標)」で構成されています。

2020年2月8日、公益社団法人 日本青年会議所 関東地区東京ブロック協議会では、『JC WORKS 2020 ~SDGsでビジネスインベーションを起こせ!~』と題したセミナーを開催。大川印刷株式会社・代表取締役 大川哲郎氏を講師としてお招きし、講演とワークショップの2部構成で行われました。

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第一部では、SDGsについての基本理解と、社会・会社・SDGsの関わりについて講演。

例えば、海洋プラスチック問題については、聞いたこともある方は多いのではないでしょうか? 海に流出した廃棄プラスチックは、自然分解されず漂うことになるため、海洋汚染に繋がっているという問題です。この問題は、海洋の汚染だけに留まらず私たちの人体にも強く影響しています。
今、ひとりひとりがSDGsと向き合う必要性があると大川氏は説きます。

IMG_0108第二部は、大川印刷株式会社でも定期的に行っているという、ゴールデンクエスチョンを用いたワークショップ。

ゴールデンクエスチョンとは、
1.「うまくいっていることは何か?」
2.「うまくいっていないことは何か?」
3.「やってみたいことは何か?」
4.「その障害となっていることは何か?」
という4つを用いた、課題解決のためのクエスチョンです。

ひとりひとりが課題に対して質問の答えを考えることで複数の視点が生まれ、お互いに意見を出すことにより、問題点と課題が整理され、ゴール地点を策定できます。
IMG_0140今回のワークショップでは、No.4「質の高い教育をみんなに」と、No.8「働きがいも経済成長も」について、発表が行われました。

No.4「質の高い教育をみんなに」を題材にしたチームは、教育方法についてディスカッション。解決策として、学校と民間企業等ともっと連携を取ることが出来ないか、という意見がありました。教育については、学校側だけが考える問題ではなく、社会全体が考えていくことが必要なのではないでしょうか。

No.8「働きがいも経済成長も」を題材にしたチームは、育児休暇や時短勤務など、最近では少しずつ社会制度が整ってきたことに着目。ただ、根本的な問題としてまだまだ保育所や保育士等の不足が課題としてあります。スマートワークが社会に浸透していく中、色々な働き方に対応できる保育所の形が求められているのかもしれません。

最後に、今後SDGsの名称が世界的に普及すると共に、SDGsウォッシが多く発生するだろうと、大川氏は警鐘を鳴らします。(SDGsウォッシュとは、形だけ取り組んでいるものの、実態が伴っていないこと)

SDGsは、社会的な大きなテーマですが、目標のひとつひとつを紐解くと、私たちの生活に密接に関わっていることが理解出来ました。
個人で今すぐ始められることは何かを考え、実践していくこと、その継続が私たちの生活を守ることに繋がるのです。

Text by Takeshi Harada(JCI MUSASHIFUCHU)