輪-力強くしなやかに希望溢れる未来の静岡に向けて-

会長所信

  • HOME »
  • 会長所信

公益社団法人 日本青年会議所
東海地区 静岡ブロック協議会
2020年度 会長所信

会長 櫻井清孝

 2020年度 会長 櫻井 清孝
(一般社団法人 熱海青年会議所)

 


力強くしなやかに希望溢れる未来の静岡に向けて

【はじめに】
戦後間もない1949年、敗戦後の焦土と化した国土からの再建と復興を志に 始まった日本の青年会議所運動は、日本特有の和の精神性を根底に、国内経済の再興と国際社会との連携を掲げ、困難を伴いながらも多くの運動を展開し、全国へ拡がりました。
以来私たちは「明るい豊か な社会の実現」という大きな 目的 のもと、その時々の時代背景に即して、人材育成、まちづくり、国際交流、青少年育成といった様々な分野で社会に対して運動を展開し、理想を追い求めて参りました。2019年、 平成から令和に元号が変わりましたが、 いつの時代も 私たちは 青年としての英知と、勇気と、情熱を持って常に挑戦し、自己の成長を追い求めていかなくてはなりません。その上で 運動の幅 をより拡げるためにも、 過去の歴史と伝統を踏まえつつ時代に即した変革を行い、適応していく必要があります。
私たち静岡ブロック協議会は、ブロック内における会員会議所が共同で行う事業の推進や相互の情報交換及び連絡調整、日本青年会議所本会の行う運動を広域展開するために会員会議所の意見を総合調整する機関であり、静岡ブロック協議会内の各地会員会議所と静岡ブロック協議会役員、出向者で構成する共同体です。静岡県は東西に長く、経済圏や主要産業、地域特性も西 と東では大きく異なります。そのような地域だからこそ、ブロック協議会は広く運動を展開 すると同時に 、各地会員会議所の抱 える事情や文化をよく鑑みる必要があります。また各地会員会議所もブロック 協議会の一員とし て、 大きな成長の機会であり、各LOMの運動に 力強さを与える ことに なる 出向経験を、多くのメンバーに与えて頂 くことを切に願います 。お互い真摯に向き合って信頼関係を醸成し、調和がとれることでブロック協議会が発展し、それが力強い運動となって波及していくことで、 LOMや地域の発展につながっていきます。 青年会議所 運動という 力強い輪、 そして お互いを思いやるしなやかな輪 、双方の輪で静岡ブロック協議会を固く結 び 、 希望溢れる未来 の静岡 を創造して参ります。

【友情と成長の輪 未来へ向けた 柔軟な組織の輪 】
青年会議所運動における「会員拡大」はどのような位置づけとなるでしょうか。
会員拡大とは 青年会議所運動の本質であ り、 数ある運動・活動の中でも最上位に位置するものであると考えます。 なぜなら 「明るい豊かな社会の実現」を綱領に掲げる青年会議所は、「修練」や「奉仕」を通じて そ の実現を目指していますが、「修練」や「奉仕」を実践するメンバーが増えれば増えるほど、 明るい豊かな社会の実現へ早く近づくからです 。 また、多様性のある社会を実現していくためにも 、 全会員に対して占める割合が8パーセントの 女性会員や 、 入会平均年齢33歳 という中で 20代の若手会員の積極的な拡大が必要です。各地青年会議所 それぞれの事情を共有し、全国の 会員拡大の 成功事例 や女性、若手拡大のための取り組み、それに伴う規約変更や運営改革など、幅広い 情報集約・提供を行い 、 各地会員会議所の目標を静岡ブロック協議会の目標と捉え、会員 拡大というメンバーの輪を拡 44 げる運動を支援して参ります。
JCIMissionには「青年に発展、成長の機会を提供する」 と明記されています。このことからもJCは「個人の成長」に重きを置いている団体であることがわかります。「成長」と一言で表しますが、成長には日々の修練が欠かせません。10kgのバーベルしか上げられない人がどんなに1日訓練しても、翌日に100kgのバーベルを上げることは出来ません。 日々 挑戦を繰り返しながら少しずつ成長し、試行錯誤のうえ 時間を費やして、ようやく上げられるようになります。このように自分の限界を拡 げていくことは、青年会議所の醍醐味でもあると考えます。 現役中に成長するJAYCEEもいれば卒業後に大きく飛躍するJAYCEEもいます。青年会議所の意義、目的、必要性といった本質的なところから、組織体系や文化、作法といった 教養的なところまでを今一度再認識し、自分の限界を拡げ 成長する機会となる青年会議所運動に積極的に参加することで 、同じ志を持つかけがえのない仲間とともに 友情の輪、自身を取り巻く成長の輪 を拡げて参ります。時代に即した運動を 展開するためには 、 組織も 常に 変革していかなくてはなりません。そのためには自己の成長と同じように、 現状に満足せず、常に疑問を持ち、理想を追い求めていくことが必要です。 男女問わず 多くの 人々 が 青年会議所の門を広くたたくことが出来るよう、 そして未来に向けてより大きな運動の成果を上げることが出来るよう、青年に成長と発展の機会を提供し、社会で活躍できる人材を輩出する組織であり続けるためにも、柔軟かつ 解放的 な組織改革を行 い 、 希望溢れる未来 の静岡 に向けより柔軟な組織の輪を創造して参ります。

【とうかい号で培う 団結の輪 世界へ拡げる輪 】
2020年でJC青年の船とうかい号は第47回を迎えます。この研修船は、およそ 一週間に及ぶ濃密な 研修プログラム と船内という限られた独特の空間が相まって、 日常 ではなか なか体験することが出来ない達成感を得ることができます。 また、とうかい号の大きな柱の一つに国際交流があります。寄港地における人的な交流だけでなく、文化や習慣に直接触れることは、日常には無い大きな経験となります。日本 JC でも有数の伝統ある人材の育成プログラムであるこの研修船を、より多くの若者の成長の機会とし、その目的 が最大限達成さ れ るためにも、静岡ブロック協議会として全面的に支援して参ります。
まず、 とうかい号乗船者の不安を取り除き、 乗船者の 団結の礎とするため にブロックオリエンテーションを実施します。そして 県内の乗船者が一堂に集うブロックナイト で は、静岡の魅力を学び生まれ育った地域を 共に見つめ 、 未来の静岡を考える 機会とし 、 同時に乗船者同士 が 幅広い交流 を行 うことで、 仲間の輪を構築し て参ります 。とうかい号での洋上生活とチーム活動 は 、一人ひとりの主体性と協調性が必要です。 初めて出会う仲間との共同生活や、大きな目標に向けて協力して活動することを通じて、 チームメイトの多様な価値観を受け入れ、学びや気付きを繰り返しながら信頼関係を構築します。 とうかい号でしか経験することの出来ない 船内活動を通じて 、一生涯の仲間を生み出す団結の輪を構築して参ります。また、 本年は横浜で JCI 世界会議が開催されます。 実りある国際交流の機会と するために 、 世界会議におけるジャパンナイトの場においてブースを出展し、 とうかい号での体験を通じ て 得られた 国際感覚と 、 仲間との協調性やチームワークによる 団結 力 をもって静岡の 魅力を 力強く発信し、培った輪を世界へ拡げて参ります。

【ブロック大会で結ぶ静岡の輪】
本年、静岡ブロック大会 は第53回を迎え 、一般社団法人沼津青年会議所 を主管に 開催されます。 静岡ブロック協議会が一同に会するこの大会は、 青年会議所 運動を発信する 絶好の機会であります。 地域の持続的な発展を目的に運動を展開する我々は、 この大会を通じて、 地域 の魅力と特性がより際立ち、 人と地域の つな がりから 創造する 未来のビジョンを 描く 機会となる大会を構築して参ります 。 描いたビジョンを具体化することが 持続的に輝く未来の地域 を創造し 、それを 行うのはわれわれ青年世代の責務であると考えます。地域社会と 連携 し、 地域 で輝く 企業や団体、個人をも巻き込んで 、 魅力や宝を掘り起こし て発信し 、 また、課題解決と持続的な発展のために率先して 活動する 企業や人材を創出することで、 活力漲る 大会 を 力強く発信 し、 静岡ブロック協議会と 大会 主管LOMがより大きなインパクトを与えることが出来る 機会とし ます。 そしてこの大会 が静岡ブロック協議会の集大成の場であることを強く意識し、我々の運動を 力強く 発信し、 静岡ブロック協議会が地域と結ぶ輪、 各地青年会議所がブロック内で結ぶ静岡の輪、 それぞれの輪をより強固なものにして参ります。

【静岡の未来へ掛ける輪】
静岡県における今後の生産年齢人口の減少は明白であり、国や地方自治体は今までとは 違った難しい局面に対応する舵取りが必要である事は言うまでもありません。 ただ、われわれの行動が政治に直結する各種選挙において、投票率の低下が叫ばれて久しく、 先の参議院議員選挙では投票率が50パーセントを割り、18歳・19歳の投票率は約31パーセントとなるなど、とりわけ若い世代にその傾向が顕著です。 近年、各地で公開討論 会が開催されるようになりましたが、 地域に根ざした組織が、 投票行動で示す民意が自身の、地域の、国の未来につな がるという 事実を 提示し、 草の根から運動を推進する必要があります。 地域を巻き込んで未来を創造する契機となる各種選挙における討論会の開催を積極的に推進し 、 未来の静岡へ 掛ける 輪を創造して参ります 。
ここ数年、ほぼ毎年のように全国各地で地震や豪雨による大規模な災害が発生しています。30年以内に発生する確率が80%ともいわれる南海トラフ巨大地震をはじめ、自然災害は今後避 けて通ることが出来ないと言っても過言ではあ りません。 いつの日か来る災害に備 え、これまで築いてきた災害支援ネットワークを充実させ、各LOM間のみでなく、民間企業・諸団体とも 結ぶ災害支援協定 を推進し、災害時 における協力 の輪を 構築して 参ります。
東日本大震災や熊本地震における自衛隊の救済活動は、国民のみならず世界中から賞賛され、内閣府が2018年に行った調査では、「良い印象を持っている」と回答した人が全体の9割を占めました。 現在、我が国の安全保障情勢は、 周辺諸国による 軍事 活動の活発化といった国際情勢の緊迫化 や 、世界最大の経済大国へ成長する中国との関係など 、 刻々と変化しています。今後ますます自衛隊の重要性が高まりますが、憲法における自衛隊の位置づけや集団的自衛権についても、 冷静に議論する必要が有ります。 未来の日本を見据え、 多面的な 安全保障について 国民的議論を巻き起こすための事業を実施し、国民と国家を結ぶ信頼の輪を強化して参ります。

【結びに】
近年、「持続可能性」という言葉が使われるようになり、 日本青年会議所も 持続可能な開発目標SDGsを全面に押し出し、誰一人取り残されない社会を目指した運動を展開 しています 。未来は現在の延長線上にあり、これからの幸せな社会を創造する には、現在からの持続可能性という観点を外すことは出来ません。また同時に、心の継続性も大切にしなければなりません 。日本古来の言葉に「恩送り」という言葉があります。頂いた恩を頂いた方に返すことを恩返しといいますが、頂いた恩を違う方に返す(送る)ことを恩送りといいます。頂いた恩を次世代に送っていくことで、心が次の世代へつながっていきます。SDGsと恩送り、まったく違う概念ではありますが、「現在から未来へ」「現役世代から次世代へ」という考え方は共通していま す。社会的持続性の輪、精神的継続性の輪、双方が織り成す輪を、青年会議所運動を通じて力強く推し進めて参ります。
ここ数年、世界各地で頻繁に発生するテロ行為、めまぐるしく変わる経済情勢や東日本大震災を筆頭に頻発する自然災害、まさに先の見えない世の中ではありますが、青年としの英知と勇気と情熱を持って、青年会議所運動の発想の原点であり、成果の終着点である「明るい豊かな社会の実現」という確固たる信念のもとに行動して参ります。すべては希望溢れる 未来 の 静岡の ために。

PAGETOP
Copyright © 2020年度静岡ブロック協議会 All Rights Reserved.