『リデザイン』未来への共感が織りなす愛と情熱溢れる幸せな近畿

吉典と行く弾丸ツアー

(JCI吉野 増田将也理事長・JCI五條 田中公崇理事長対談)

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今回の奈良編では、近畿地区協議会の輝く人財育成会議が重点拡大支援LOMに選ばせていただいたJCI吉野の増田将也理事長と過去最少人数での船出となった今年度の想いや重点拡大支援LOMに選ばれて昨年との違いなど拡大についても対談させていただきました。その後、今年度1人加入されて5人体制となったJCI五條の田中公崇理事長とまちの魅力や少人数LOMの運営や工夫について対談をさせていただきました。

会場は「LUSHLIFE coffee&dog(奈良県橿原市今井町3丁目11-22)」です。

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まずは、JCI吉野 増田将也理事長との対談です。

~入会のきっかけと吉野青年会議所の魅力について ~

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中山 入会のきっかけは何だったんですか?

増田 先輩ですね。昔ながらの…先輩に言われたら入るみたいな。

中山 騙された系ですね、判子押しとけーみたいな(笑)

増田 そうですね(笑)
あの日を振り返ると、当時の理事長を含めて4・5名が揃って来ましたね。
昔ながらの入り方でしたからスイッチが入るまでに時間がかかりましたけど、
やり始めたら面白いと感じました。

中山 吉野青年会議所の魅力はどういったところですか?

増田 青年会議所の魅力としては、2世3世の人間の方が多いのですが、会社の中とは
違ってLOMでは先輩後輩もあり人間的な成長が大きいと思います。

~過去最少人数での船出となった今年度の想いについて~

中山 今年度は過去最少人数での船出となりましたが、その時の理事⾧の想いは?

増田 直前理事長からお話をいただいたときに、人数が人数ですから「会員を増やせなかっ
た場合にLOMを存続するためにどういう形をとれるか?」と相談させていただい
た上で、理事長をさせていただきました。どういうことをすれば会員拡大が出来て、
地元の人達に理解してもらえるかということを深めていきたかったのですが、やは
り人数が少ない中で理事長を受けるのは非常にプレッシャーを感じました。

 

中山 今年は増えましたか?

増田 1人は入っていただいており、あと何人か手ごたえのある方はいます。

中山 今13人になられたんですね?

増田 そうです。

中山 近畿地区の拡大の講演もさせていただいたわけですが、拡大される中で秘策みたい
なものはあったんですか?

増田 正直秘策といえるものはなかったのですが、とにかく今いるメンバー自身の意識の
向上をしないといけないと思いました。私も入って4,5年の時は「しんどいな」と
思うこともあったり、「JCっていいぞ」と拡大のために言ってるだけだったりしま
したが、そうではなく本音で「入ってほしい」とメンバーに言ってもらえる状況を作
りたいという思いがありました。

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中山 JCI吉野はHPにも「常に例会出席率が 80%以上」とあり、LOMのまとまりがあっ
て「意識統一が出来ている」と感じますが、どのようにメンバーにコミットされてい
るのでしょうか?

増田 人数が少ないので、逆に密に連絡が取りやすいというのが一つ。あとは、今年の委
員長をされている方がずっとスリープされてた方なんですが、その子に猛プッシュ
で委員長をお願いしました。

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中山 スリープしている方に委員長をお願いするのはすごいですね。スリープメンバーを
起こせた要因は何だったんですか?

増田 元々JCと商工会とどっちもやる方はなかなかいないんですが、その方は商工会に
は出てたんです。そっちでは面識があったので、電話したり会いに行ったり、「全力
でフォローするし、しんどかったらすぐに言ってくれ」って伝えました。

中山 実際にはどんなフォローされたんですか?

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増田 ちょっとした連絡をこまめに行ったり、ささいな感謝の言葉をかけていました。

中山 相手のことを想って気に掛けるといったところが、すごく良いなと感じました。
ありがとうございます。

~重点拡大支援LOMと今年度の取り組みについて ~

中山 近畿地区の事業の中で、輝く人財育成会議の重点拡大支援LOMに選ばせていただ
いてますが、それをきっかけに去年と今年で変わった点はありますか?

増田 去年はコロナの影響で式典が出来なかったりしましたし、委員会自体もコロナ禍で
やりにくい所もあったので大きく変わった所というのは実感しにくいところはあり
ます。ただ拡大の講演を受けたこともあり、コロナ前と比べるとメンバーの出席率や
委員会の出席率も良くなっていると感じます。

中山 うちは役に立ってますか?

増田 非常に(笑)

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中山 ほっとしました。昨年50 周年を迎えられましたが、今年度特に力を入れている事業
はありますか?

増田 今年に関しては会員拡大を第一に掲げております。

中山 それに対して、事業もあるんですか?

増田 理事長・副理事長・専務理事もそうですし、委員会も会員拡大に関する事業をやって
おります。特に今年度は、毎月各委員会で会員拡大に向けた事業をやっています。

中山 会員拡大を軸にした事業とはどのようなものですか?

増田 7月に予定しているのは吉野商工会と合同ソフトボール大会を企画しており、JCに
は入っていないけど、商工会には入っている若手と交流を深めるといった事業です。

中山 そういった事業で手ごたえはどうですか?

増田 前回も発掘できてなかった新しい子が見つかったりしましたので、今後もあるよう
にはしていきたいですね。

中山 我々も吉野JCの活動を発信しますので、ぜひおっしゃってください。

 

~近畿地区協議会に期待すること~

中山 「共に考え、共に育つ」のスローガンにあるように、近畿地区協議会も JCI 吉野と
共に考え、育っていきたいと思っていますが、近畿地区協議会に今後期待することは
ありますか?

増田 メンバーの教育プラスJCというのはどういうものかといったことを地域にどんどん

信していただきたいですね。事実、「JCって名前は知ってるけど、何をやってるの?」
といった声もあります。特に田舎の地域だと、飲んで騒ぐイメージがあ
ったりするのですが、僕達もそのイメージを払拭していきたいので。

中山 出向に興味のある方はいますか?

増田 うちのLOMは基本的に全員出向するようにしていますので、新しいメンバーは別
としてほぼブロック・地区に出向する形です。

中山 出向者の方々は楽しそうにされていますか?

増田 昔からそうなんですが、出向が息抜きになっていると思います。

中山 ぜひ、そういうメンバーには委員出向ではなく委員長でお願いします。

増田 そしたら頑なに抵抗すると思います(笑)

中山 理事長から見てJCとはどんな場所だと思われますか?

増田 「地域の為に何かをする」というのが田舎の場合は大きいですかね。

~近畿地区92LOMのメンバーに向けて~

中山 最後に理事長をされて11年JCをされて今思うことを92LOMのメンバーに発信し
ていただけたらと思います。

増田 当たり前のことですがまず委員会に出てきて、一言でも発言できるようになってほ
しいです。行って座ってるだけだとどうしてもお客様感がでて理解が出来ない。何か
言わないといけないという意識をもって委員会に臨んでいただければJCに対する
見方もどんどん良くなると思いますので。若いメンバーには是非とも考えながら出
ていただきたいなと思います。

 

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中山 すばらしいですね。僕も引っ込み思案なので、これからは委員長にガンガン言ってい
きたいと思います(笑)本日はありがとうございました。
続いて、JCI五條 田中公崇理事長との対談です。

 

 

~入会のきっかけと五條のまちや五條青年会議所の魅力について ~

中山 よろしくお願いします。亀井ブロック協議会長とも昨日お話をさせていただいたん
ですが、JCI五條はすごく元気のあるパワフルなLOMだとお聞きしていますので、
ぜひその情熱的な部分を出していただいて、田中理事長の想いを聞かせていただけ
たらと思います。

田中 よろしくお願いします。

中山 田中理事長の入会のきっかけや動機であったり、五條のまちの魅力を含めてお聞か
せいただきたいと思います。

田中 プロフィールといいますか、私ちょうど4年目なんです。当時1人で始められた理
事長に誘っていただいたのですが、五條の地に帰ってきて1年ぐらい経ったときに
誘われたわけなんですが「1人でやってるから助けてくれないか」ということで。全
然顔見知りでもないんですけれども、本当に何もかもわからない状態のまま入った
んですよね。こういう団体というのは僕は入ってみないとわからないと思いました
し、人数少ない方が自分の勉強になるじゃないですか。変わった体験もできるかなと
思って入会させていただきました。その中で、一昨年からコロナ禍になって奈良ブロ
ックの広報戦略委員会という委員会の委員長をさせていただきました。奈良ブロッ
クの方に出向させていただいて、比較的JCというのが理解できまして、経験浅い中
3年目で委員長をさせていただいて、本当にたくさんの人に出会って、勉強になりま
した。

中山 なるほど。五條の魅力はいかがでしょうか。

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田中 やはり過疎地域ということで日本一人口が少ない村と言われる野迫川村と十津川村
といった奈良ブロックの中で、一番エリアが広いところが五條の活動エリア
なんです。魅力といいますか、本当に自然豊かな本当に自然しかないんですよね。
川があって山があって自然がいっぱいあって、そういう自然を活用されているとこ
ろが結構多いんです。またグランピングであったり、そういう観光の方にも力を入れ
てます。

中山 過疎地域といった人口が少ないまちの中でも質的価値をどんどん引き出しながら、
まちのいいところを発信していくような活動をされているんだなと思いました。
また、入会のきっかけで田中理事長の想いといいますか、入会されて4年目になる中
で、1人の理事長から派生して、やられてきたっていうとこはすごい情熱的な部分が
伝わるので、このまま走り続けていただいきたいですね。今年でおいくつなんです
か?

田中 37歳です。あと、今年入れて4年ですね。

中山 これから目指すべきビジョンなどはありますか。

田中 より良いまちづくりもそうですけど、LOMがやっぱり一体感を出してメンバーの
資質向上を図って、それが波紋になるようにしていきたいです。もうあと4年しかな
いので、会員拡大だったら候補者にもそれを伝えていければと私は思っております。

~少人数LOMの運営や活動について~

中山 ありがとうございます。今、メンバー5人目ですか?全国で見てもやっぱり10人以
下のLOMって増えつつある中で、いわゆる少人数LOMっていう風に言われてる
と思うんですけども、実際、田中理事長が所信とかの中で思い描いていた少人数だか
らこその運営の仕方とか、自分なりの現状の工夫、どのようにしてメンバーと共に活
動をされているのか少しお聞かせ願えますか?

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田中 僕らって初めから人数が少ないんですよね。ブロックに行ったら人数が多いんです
けれども、それをLOMに落とすのはやっぱり難しいと思うんですね。今年の僕のや
り方としたら、やっぱりメンバー一丸となってやっていくと。僕もそうですし、事業
を一緒になって構築していく。委員長を支えながら、この辺は本当に全力で寄り添い
ながらやっていくという方向で私は進めております。

中山 寄り添う心を持ってメンバー一丸となってということで、例えば今年の目玉といい
ますか、まちの方々に何かを伝えようという中で理事長が思い描いている一つの事
業ってどんな事業がありますか?

田中 やはり青少年の事業ですね。子どもも少なくて、去年は市内で年間80人ぐらいしか
生まれてないんです。僕らの時は300人400人ぐらいいたんですけれども、やっぱ
りこうして減っていく中で、子どもがこのまち良かったなと思ってくれるような事
業というのをやってみたいなと。

中山 本会が推進しているベビーファースト運動をご存知だと思うんですけど、ぜひ活用
をしていただきたいですね。「少数LOMだからこそ」ではなくて、「少数LOMにし
かできない」。ここだからこそ前に進めるというものを見つけて取り組んでいただき
たいですし、本会のベビーファースト運動もどんどん進めていただけたらと思いま
す。

田中 ありがとうございます。

中山 今年女性メンバーを拡大できた理由など、人口が少ないと思うんですけども、逆に自
分たちが取り組んでいる拡大の仕方などを教えていただけますでしょうか。

田中 私自身がプレイヤーなんです。その中でJC活動をするから任せたりするじゃないで
すか、五條も結構プレイヤーの方がたくさんいるので、僕の実体験を伝えて「JCだ
ったらこういう繋がりできるよ」とか、「会社でもこういう運営ができる」などの話
を1人1人にお話させていただいています。そうしたら会員拡大できるんちゃうか
なと思います。

中山 プレイヤーとしてJC活動するのってやっぱり大変ですか?

田中 大変なことは大変ですけど、まあ慣れてきたら。

中山 プレイヤーをしながら3年目の時にブロックの委員長をされたという中で、奈良ブ
ロックには20-30人の委員会があったりすると思うんですけど、自分の中で気づ
いた点やプレイヤーながらに出向していただいて田中理事長の中で心がけたことは
ありますか。全然違うじゃないですか。

田中 全然違いますよね、やり方も。

中山 人数的な部分でも全然違いますよね。

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田中 僕の委員会の場合、結構歴が長い方が多いんですよね。そういう方の意見も取り入れ
ながら、いろいろ教えてくださる方ばかりで助けられましたね。思いやりと優しさで
すね。副会長も大変寄り添ってくださいました。すごく優しくしてもらって、365日
毎日LINEか電話をしていて、Zoomであったり、会いに行ってたりしてて。夜で
も2時3時でも教えてくださったりしてたんで、そういう経験が豊富な方の思いや
りとやさしさをメンバーに伝えていければと思いますね。

中山 人に助けられたとか、いろんなことで支えられているといった言葉が田中理事長か
ら出るので、人を思う心を持ってらっしゃるなと感動しました。出向の中で委員長を
担って、いろいろ勉強されたと思うんですけど、どういったことを五條青年会議所に
持って帰ることできましたか。

田中 本当に寄り添うってことですね。それがやっぱり一番大切なんちゃうかなと。

中山 「やっとけよ」ではなくて、寄り添ってするっていうところですか。

田中 やらすんですけど、困ったときとかしんどかったら言うてこいよという。もうできひ
んのやったら一緒にやろうと、しんどい思いを一人でするんじゃなくて、しんどくな
る前にもう一緒になってやろうと。

中山 それはメンバーに伝わっていますか。

田中 伝わっていると思います。

中山 それは嬉しいですね。僕も近畿地区の中で拡大というところに着目しています。ぜひ
一緒にやりたいなと思いますので、いろいろ教えていただけたらと思います。同じぐ
らいの人数のLOMの方々に対して、こうやったらいいよというヒントみたいなも
のはありますか。

田中 こうやったらいいよというか、別に諦めることないですね!やっぱり人数少ない
なら少ないなりのやり方もできますし、守るものを守りながら多様性を求めて違う
やり方を取り入れていくこともできますので。

中山 僕も多様性を取り入れたいと思います。多様性の時代じゃないですか!今後確実に
プレイヤーが増えるんですよね。その人たちがどうやったら今後活動できるかというと、組織の中で最上位の目的っていうものを理解する。例えばビジョンですね。思い描くビジョンというものを全メンバーがわかるように、どうすれば理解していただけるかっていうところを僕たちも頑張っていきたいと思いますので、共に、よろしくお願いしますね。

~ 近畿地区協議会に期待することと92LOMのメンバーへメッセージ~

中山 田中理事長の中で我々近畿地域協議会に期待することって何かありますか。

田中 様々な事業を落とし込んでいただけたら、すごく助かりますね。メンバーによっては
士気が上がりますし、LOMも勉強できる機会を与えていただけるので、そういった
部分を期待しております。

 

中山 我々も今後ですね、頑張らせていただきたいなと思います。

田中 I Believeのようなこういう機会があれば、こうして交流を深められるんですね。

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中山 ぜひ田中理事長も、我々の近畿地区協議会の委員会であったりとか、役員会などに遊
びに来ていただけたらと思います。

中山 いろいろとお話させていただいたんですけども、最後にですね、近畿地区各地のメン
バーに対して自分自身が思う言葉で何かメッセージを伝えていただけますでしょう
か。よろしくお願いします。

田中 少数LOMと言われますけれども、5人が一丸となってやってまいります。また各地
のメンバーが五條に来ていただいた際には、ぜひお会いさせていただいてですね、こ
うやって交流を深めたいなと思っておりますので、ぜひ五條にお越しいただいて堪
能してほしいなと思います。

中山 なるほど。田中理事長の飲食店の名前は何ですか。

田中 レストラン吉野川です。料理は和洋中何でもやっているんですけど、和食メインです。

中山 ぜひ、僕も行かせていただきますのでよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。

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