島根ブロック協議会では、全体でメンバー数が減少しており、一人ひとりの負担も増加傾向にあります。また、事情により役職を受けられないメンバーが増加傾向にあることに加え、入会年度の浅いメンバーが要職に就任するケースも増えている状況です。また、島根県はかねてより少子高齢化、若者の人口流出に伴う生産年齢人口の減少、過疎化が課題の地域です。中でも生産年齢人口の減少は、地域社会においては大きな課題であり、雇用の質が低下することにつながり、2015 年の生産年齢人口割合 55%から、2050 年には 50%を切ると言われており、生産年齢人口の減少は、地域産業、経済成長力も低下するという課題も抱えていま
す。目まぐるしく移り変わる時代の中、我々の持っている情熱、志、絆は、どんな時も不変として、これからも地域の課題に立ち向かっていく必要があります。
島根ブロック協議会としては、JCI 日本や地区協議会と連携し、各 LOM やメンバーの成長につながる情報を提供することに加え、各 LOM のつながりを強固にすることで、効果的な手法や状況に応じた取り組み等を円滑に情報共有できる体制を構築します。各 LOM の現状や課題を定期的に把握、更新し、会員拡大支援や、人財育成に対して各 LOM、メンバーがともに成長できる組織運営を行っていきます。また、一人ひとりがビジョンを持ち、組織で活躍できるリーダーシップのある人財を増やすことは、様々な人とのつながりを生むとともに、地域社会にイノベーションが生まれると考えます。ブロックアカデミーを通じて、JC の理念を理解し、魅力や運動を伝えられる人財、地域を牽引できる人財を育成するとともに、相互成長の機会をつくります。そして、島根県の課題に立ち向かうため、各地域が誇る魅力を再認識した上で新たな魅力を発掘し、発信していくことで、地域の質的価値を向上させていきます。島根県は各地で魅力ある地域資源、伝統、文化があります。今日まで引き継がれる魅力に加え、地元住民でも気付かない新たな魅力を引き出し、各地域が連携して国内外へ魅力を発信し、魅力溢れる地域にしていくことにより、人が集い、地域産業、経済に活力を与え、好循環を生み出し、地元で夢を思い描き、実現できる地域を創造します。
結びに、島根県は東西に長い県で各地に魅力ある資源が存在しています。そのポテンシャルを引き出し、連携して発信していくことにより、活気に溢れた地域を目指します。そして、この地域で夢を思い描き、実現に向けて躍動する未来を創造します。
〈事業計画〉
1. LOM が躍動するための新たな支援モデルの構築
2. ブロックアカデミーの支援・推進 3. 地域の魅力ある観光資源・文化・伝統等のコンテンツの発掘・発信
4. JC カップ U-11 少年少女サッカー予選大会の実施
5. 第 49 回島根ブロック大会の実施
6. 島根県知事選挙・島根県議会議員選挙に関わる事業
7. 組織で活躍できる人財育成研修の実施