人の成長が未来を創る 利他の心に満ち溢れた栃木の創造

会長意見書

【はじめに】

私たちを取り巻く社会が新型コロナウイルスの影響を受け3年が経ち、県民一人ひとりがこれまでとは異なる常識や価値観を受け入れ、新たな日常を送り始めています。2023年は、栃木県重点戦略「とちぎ未来創造プラン」に掲げられているよう、国内観光客誘致強化、質を追求した経済産業の回復、多様なライフスタイルを用いた住みやすい栃木の未来を見据え、あらゆる分野での成長が不可欠となります。そのためには、全ての運動の原動力である「人」の成長にフォーカスし、各地会員会議所メンバー一人ひとりに対して、パーパス(社会的存在意義)を強く求めていかなくてはなりません。私はパーパスの根底にあるものは利他の心であると確信しております。新たな栃木の未来創造に向け、確固たる理念と、ぶれない利他の心を抱き、常により良く変化し続ける栃木ブロック協議会を実現していきます。

【理念共感が生み出す会員拡大】

青年会議所は理念をもった人の集合体です。理念に共感したメンバーが修練、奉仕、友情の3信条のもとに、明るい豊かな社会の実現に向け運動しております。これからも青年会議所が持続的に地域の希望の光となるためには、理念に共感する同志を拡大することが重要です。理念共感が浸透しているLOMこそ、栃木の希望の光といえます。昨年に引き続き理念共感拡大グランドデザインを推進し、栃木ブロック協議会としてLOMの支援を行い、会員拡大の成果を上げていきます。

【デジタルブランディングの向上】

デジタルツールを活用し魅力を発信するためには、それを扱う人の発想と技術が重要です。現代の情報基盤であるデジタルツールを活用し、発信における発想の転換、最新の活用術を学べる機会があればLOMや人としての信頼性、魅力を高めることができます。メンバーのデジタル技術のアップデートから、栃木のブランディング向上につなげていきます。

【社会的存在意義の確立】

人にフォーカスされる時代において、パーパスが人や組織、企業にとって最重要テーマとなりました。社会的存在意義とは、まさしく利他の心といえます。各地会員会議所メンバーがJC活動や仕事の中で社会価値を見出し、アウトプットすることで栃木により良い好循環を生み出し続けることができると考えます。

 【とちぎフォーラム】

新型コロナウイルスの影響により、私たちの仕事や暮らしに対する意識や価値観に変化が生じていることが、内閣府の生活意識の調査により判明しました。仕事よりも生活に重きを置き、地方移住への関心が高まり、自身や家族の幸せを重視する思考が主流となってきました。今こそ幸福度の高い栃木を目指すために、県民の多様な選択の幅を拡げ、幸福に満ち溢れたウェルビーイングな栃木を推進していきます。幸福度の向上こそ、栃木全体の生産性を向上させる活力につながります。未来を見据え、ウェルビーイング都市栃木の実現に向け、とちぎフォーラムを開催します。

【むすびに】

変化こそ唯一の永遠である。私は、JCこそ栃木の新たな未来創造の希望であると確信している。社会により良い変化を起こすための全ての原動力は人にあり、JCにはより良い変化をおこす機会の提供が無数にある。何のために、誰のためにより良い変化をおこすのかを具体的に考え、利他の心をもち行動を起こすことが、未来において自身を取り巻く全ての人々を幸福にできる方法である。私たちの成長の先に未来がある。幸福に満ち溢れた栃木を創るのは私たちだ。自信をもって言葉にし、共に行動をしていこう。

公益社団法人 日本青年会議所
関東地区 栃木ブロック協議会 2023年度
第52代会長 倉松 宗道

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