地域が描く夢について

ブロック協議会の現状についての考察

和歌山ブロック協議会のヒアリング結果にもあるように多くのLOMが会員減少に伴う運営や理事の負担、または出向者が出せないという状態に陥っています。また会員の半数が3年未満の経験の少ないメンバーで構成されJC活動に対する理解や理念の共有がまだまだできていないことが大きな課題にもなってきています。この課題は人口が減少している和歌山の各LOMでは通年して言っていることでまた課題にも記載がある20代の会員や女性会員が少ないという部分については逆にチャンスだと見受けられます。また、人数が少ないことを理由に運動を衰退させないためには、会議の運用やこれまでの習慣などを含めた運営方法を見直し、少ない人数でもメンバー一人ひとりが最大限の力を発揮できるように、新たな手法を用いた運営の効率化を図らなければなりません。新たな運営方法を構築することで、組織全体の生産性が高まり効率の良い運動を行うことにより、はじめて明るい豊かな社会をつくり続けることができると考えられます。

ブロック会長として描く地域の夢(長期的なビジョン)

和歌山県の人口は、全国よりも早い流れで減少が進んでおり、1985(昭和60)年の108万7千人をピークに減少が続き、今後、何も対策を講じなければ2060年には50万人程度まで激減すると予測されています。さらに和歌山には中心市街地の空洞化や人口減少などの要因で経済が低迷し続けています。私たちが学生のころに賑わいを見せていた中心市街地も今は人気もまばらで活気があるとは決して言えない状況です。和歌山にも色々な団体があり様々な方法で地域の活力を創出しようとしています。今こそ和歌山の地域活力を取り戻すために相互の力を結集し、発展の起爆剤となるような事業を展開してまいります。そしてまちの魅力を最大限に活用することで、和歌山の価値を確立し、地域で住み暮らす人々が和歌山に誇りを抱き自慢できるまちを創造します。

2023年度の方向性

今コロナ禍でもあり2020年から常識が常識じゃなくなったこの世の中において、JCにしかできないことを原点に立ち返り創出し、アフターコロナを見据え、ブロック内各地域には何が今必要かをしっかりと見出すことで地域経済の発展やブロック内8LOMの運動発信を迅速に実行し、まちの活力を取り戻す必要があり、混沌としたこの時代、和歌山ブロック協議会メンバー一人ひとりが高い志を掲げ、一致団結して立ち上がる時期が来たと考えています。こんな時代だからこそJCにしかできない運動、和歌山ブロック協議会のスケールメリットの大きい運動を通じて、明るい豊かな社会の実現を諦めず、JCメンバーの絆をさらに強固にそして一体とさせることで、JAYCEEとしての高い志を結集し、その時代に即した組織をつくらなければならないと考えています。

基本理念

郷土愛を取り戻し、

自信をもって発信できる和歌山の創造

和歌山は海・山・川の大自然に恵まれ、文化史的、学術的に重要な歴史資産等も数多く存在しますが、十分に魅力を発信できていません。自分たちが地域資源を再認識し、地域の伝統と文化を見つめ、長所を再確認し、和歌山の魅力をこれまで以上に発信することで郷土愛を育みます。

ブロック協議会の役割

ブロック協議会内の各LOM相互の情報交換及び連絡調整を行い、又意見を総合調整し、JC運動の誰もが参加したいと思う風通しの良い環境を作り、仲間と共に研鑽し合い、苦楽を共にし、自己を高め参加していただくことでJAYCEEとしての成長の機会や学びを提供できる組織運営を行います。

ブロック連携事業(政策手法)

①LOMが躍動するための新たな支援モデルの構築
■本会方針

LOMに必要な情報や支援を的確なタイミングで提供できていません。本会と地区協議会とブロック協議会でのワンチームでLOMの調整機関として連携をさらに強化をはかるためにも、それぞれの役割を明確にし、LOMが躍動できる支援モデルを構築します。

 ■ブロック協議会での実施内容

本会で予定されている、全国連絡調整会議にてブラッシュアップされたブロック協議会モデルをもとに、各LOMを直接支援し、LOM内から躍動が生まれるモデルを構築します。

■ブロック協議会での実施時期

9月から12月で実施される全国連絡調整会議をもとに2023年1月に支援を必要としているLOMに提案し、それぞれに適したものか検証し続ける。またその後の全国連絡調整会議にて出た案にも対応していく。

2022年9月、10月、11月、12月、2023年2月、4月、6月、9月、11月

②ブロックアカデミーの支援・推進
■本会方針

独自のアカデミー制度がないLOMのアカデミー生がJCの組織や運動の本質を理解するために、JCの魅力や楽しさを体感できるファンクションを開催することで、発展と成長につなげます。

■ブロック協議会での実施内容

年間を通して各LOMから情報を吸い上げ、その時に必要なJCプログラムを提供していきます。JCを学ぶプラットフォーム及びJCプログラムを活用した仲間と学ぶセミナーの実施。

■ブロック協議会での実施時期
  1. Purpose(理念共感型新プログラム)の実行 1月
  2. JCプロトコルの解説 1月
  3. セレモニーの解説 3月から9月(各地域にて開催)
  4. 理念共感拡大グランドデザインの解説  3月から9月(各地域にて開催)

 ブロック独自の事業

①第53回 和歌山ブロック大会 御坊大会 記念式典の実施

■背景

現在、組織力が大幅に低下していることが懸念されます。私たちが持続可能な組織として、様々な地域の課題を共有できていないからです。どんな困難な状況においても揺るがない同じ志をもつ仲間と共に意識を統一と融和を図り、地域の未来に対して明確なビジョンを示す必要があります。

■目的

日頃よりJC運動にご理解、ご協力いただいている各地域の方々に対して感謝し、メンバーの意識の統一を図る場、行政・関係諸団体の皆様との交流を行う場を設営することを目的とします。

■推進体制

連携パートナー:地域関係団体(協力)主管管轄市町村(協力)ブロック大会主管LOM(協力)
参加対象者:地域関係団体、主管管轄市町村、県内8LOMメンバー

■施策の詳細

地域において力強い運動を発信する組織であるために、県下8LOMのメンバーが一堂に会し関係諸団体や県民と連携して和歌山ブロック大会記念式典を開催することで、JCの組織としての絆と地域での理解を深めます。

 ②第53回 和歌山ブロック大会 御坊大会 記念事業の実施

■背景

新型コロナウイルス感染拡大の影響で地域活力が低下し、魅力に触れる機会が失われつつあります。マスクの着用が当たり前になり、人と人が距離を取らなくてはなりません。また、イベントや事業の開催の中止を余儀なくされてきました。今こそ、私たちが地域のために明るい希望を見出し、故郷に対する魅力や誇りを再認識し地域を想い運動を起こす必要があります。

■目的

地域で住み暮らす人々たちが輝かしい未来を描くことのできる、明るく希望に満ち溢れた和歌山ブロック大会記念事業を開催することを目的とします。

■推進体制

連携パートナー:開催地御坊市を中心とした和歌山県内各自治体(実施支援)各地商工会議所(実施支援) 、各商工会青年部(実施支援)
参加対象者:県内8LOMメンバーと全ての和歌山県民

■施策の詳細

地域産業や地域資源に触れていただくことで、地域の人々と共に魅力溢れる和歌山を発信し、明るく希望に満ち溢れた和歌山ブロック大会記念事業を通じて地域を愛する心を育み、好循環な機会を創出します。

③和歌山の魅力発信・調査の実施

■背景

私たちの運動や地域の魅力を十分に発信し、効果を上げることができているとは言い難い状況です。地域の魅力を伝えるための方法を考え抜き実行、検証し情報発信をできていないためです。そのためにも共感を得ることのできるJC運動の情報や地域の魅力を戦略的に発信し、 多くのファンに支えられる存在とならなければなりません。

■目的

時代に即した新たな手法を取り入れながら様々な媒体を通じて我々の運動を多くの人々に発信し共感を呼び起こすことを目的とします。

■推進体制

連携パートナー:和歌山県内各自治体(協力) 観光産業団体(協力)地域関係団体(協力)
参加対象者:県内8LOMメンバー和歌山県内企業、団体

■施策の詳細

和歌山版We Believeを作成しSNSを利用して継続的に広く発信、広報することで、JC運動や地域の魅力を伝え、自分たちが地域資源を再認識するとともに新たなファンを創出し地域の好循環を生み出します。

ブロック協議会が2023年度の運動の中で選択し実践する事業

選択する事業①

■連携する会議・委員会

組織グループ
会員拡大委員会

■選択する手段(グループ構成の手段より抜粋)

会員拡大支援の推進

■手段選定の背景

和歌山の各LOMでは課題としてメンバー数の減少があります。人数が少ないことを理由に運動を衰退させないためにも拡大方法を見直し、メンバー一人ひとりが当事者意識をもって拡大運動の効率化を図らなければなりません。

■期待される効果

和歌山ブロック協議会内メンバーの会員拡大に対する意識が醸成され、志高きメンバーを増やす土壌を作ることで、新しい価値観を組織へ取り入れるとともに地域に向けた幅広い拡大運動が展開されます。

■開催時期

1、2、6、7、8月

選択する事業②

■連携する会議・委員会

総務グループ
対内広報確立委員会

■選択する手段(グループ構成の手段より抜粋)

各地域のJCに関する魅力ある事業の情報の調査・共有

■手段選定の背景

和歌山の各LOMが魅力ある事業や運動を行っていますが情報が共有されていません。私たちの運動や事業を展開するにあたって、まずは和歌山ブロック協議会内で情報共有し参考にしながら事業構築を行うことで、生産性の高いより良い運動につなげなければなりません。

■期待される効果

和歌山ブロック協議会内メンバーが運動や事業の情報を共有することで、各LOMにて生産性の高い運動を展開できると共に最大限効率的な組織運営を行う基盤が構築されます。

■開催時期

6月