我々の行動で地域の新たな未来像を創り、誰もが夢を描ける茨城の実現

会長意見書

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「変革を起こす行動」

公益社団法人 日本青年会議所
関東地区 茨城ブロック協議会
第46代会長  佐藤 平八郎

【はじめに】
2008年から始まった、我が国における人口減少問題は茨城県においても同様である。人口減少問題だけではなく、経済状況としてもまだまだ地方都市には回復の兆しが見え隠れするような段階である。そのような決して、恵まれた状況下であるわけでもないが、我々は進化の過程の中、新たな変化を求められている。そのような中でも、2019年に本県で開催される国民体育大会や2020年に東京で行われるオリンピック・パラリンピックと明るい話題も目の前に迫ってきている。ここ近年にない、世界から見ても明るい話題である。無限の可能性を秘めた茨城だからこそ、行政にはできない、我々青年会議所だから出来る運動を導くことで必ずや明るい豊かな社会となることを心から信じている。我々の行う運動は、我々青年の責務であり、5年後、10年後の明るい未来をつくるのである。その過程では、大きく物事の根底を捉えなおし、不連続の連続から我々は更なる進化をし続ける必要がある。物事を動かすことは容易ではないだろう。しかし、それを出来るのも失敗を恐れずに立ち向かうことができる我々青年だと信じている。

【真のJAYCEEとなるべく】
現在の茨城ブロック協議会内のメンバー数は約1,100名と拡大運動の成果もあり、増加がみられる現状にある。しかしながら、現状に甘んじることなく我々の同志を一人でも多く増やすことで我々の運動を広い裾野で、力強く伝播させるべきなのだ。茨城ブロック協議会として、各地会員会議所が行う拡大の成功事例を基に、新たな拡大の手法を見出し共有することで少しでも各地会員会議所の拡大運動の一助になれるようにする。そして、青年会議所に入会いただいたからには必ずや満足感を感じうる成長を与える。人の成長は、人によってのみ磨かれる。他団体では与えられないほどのそのチャンスが、青年会議所には必ずある。各種セミナーを考えてみても、その量と質は他では与えられないような内容のものばかりである。また、青年会議所が掲げる三信条を心根に持ち、己を律することのできる強いリーダーシップをもったメンバーへ成長いただけるよう、育成アカデミーを展
開していく。

【地域の新たな価値観の創出】
昨年各都道府県や市町村でも策定された、地方総合戦略が存在する。現状各地方都市は新たな地域の価値観を見出すために日々努力している。本年度は、1800以上ある全ての地方自治体に4000万以上の加速度交付金が交付される。青年会議所はこの取り組みに対し向き合うべきなのである。そこで、特区構想も考えながら各地会員会議所と連携をし、政府が開示する膨大なデータを根拠とした新たなまちづくりの提言を考えていく。国策でDMOや滞在型観光など多くの活用事例を利用し、各地域が持つ有形無形の財産とデータを融合した我々の新たな総合戦略を広く地域に発信していこう。これらは、各地会員会議所の運動や事業と組み合わせることで地域のリーダー的存在となり、地域の信頼にも繋がるのだ。行政や多くの団体が、予算がない、人数が少ないと現状を嘆く今こそ我々が、行政や他団体、地域のプラットホームとなり輝く地域を作り上げて行こう。魅力ある組織、頼られる組織には自然とヒト・モノ・カネが集まる。英知こそが新たな可能性をもたらすのだ。
また、忘れてはならないのは安心して暮らせるまちとすることである。本年も熊本では大きな地震が発生し、多くの被災された方がいる事実がある。年々、青年会議所における災害に対する取り組みが大きく変化している。災害に対する支援意識が年々高まり、多くの支援者が集まる中、青年会議所としての立ち位置も大きく変化している。だからこそ今、我々がすべきことを再度見直し、我々が持つ広域的なネットワークを活用しながら、各種団体との連携を更に進化させることで、有事の際には常に利他の精神を胸に率先して迅速な行動が起こせるような準備をしていく必要がある。

【憲法に位置づけられる国民主権】
今ある日本国憲法は、GHQの統治下にありながら策定された。1947年の施行以来一度も改訂されていない憲法である。決して、改定することが重要であるとの議論ではなく、まずはしっかりと憲法の意味、意義を理解してもらうことが何より重要であると考える。平成22年に施行されている、日本国憲法改正に関する国民投票法があるにも関わらず、国民の憲法に対する理解が浅い現状において、改正の賛否を問うまでには未だ遠いと考える。憲法にも謳われているとおり、国民主権国家なのであるからこそ、自国の憲法をしっかりと理解し今後の未来に繋げていこう。先進国を例にあげると、アメリカ合衆国は若年層への教育の中で国史を学ばせることで、確固たる愛国心をもった国民意識教育が行われている。故に、大統領選挙などでは高い投票率が示されている要素の一つだと考える。憲法は国体を示し、我々は日常の中に憲法を感じる機会が多くあることを理解に繋げたい。税金や教育等すべては憲法から始まることを、地域の方々により身近に感じてもらう取り組みで、この国の憲法を考える機会を構築していきたい。
また、昨年度選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられたことにより、有権者数は約2
40万人増加される。そのような中、我々の未来を決める選挙において人気投票となることなく、我々の未来を描く事の出来るマニュフェストを理解した政治選択を行うべきである。当然ながら選挙権が与えられし者は選挙に行き、議決権を行使することは、権利でもあるが、義務とも思う。未来を選択する貴重な一票だからこそ、選挙に対する国民の関心を向上させる事業を遂行していく。

【未来のたから】
昨今の時事問題に注視すると、耳を疑うような青少年犯罪を耳にする。この問題は急激な経済成長や各種情報手段の発達などによる、物質的豊かさを得た反面、心の豊かさの薄れや地域コミュニティーの希薄等に起因しているのではないだろうか。だからこそ、我々は責任世代として、未来のたからである子供達に伝えていかなければならない「心」がある。我々、日本人が古来より連綿と受け継いできた世界にも誇れる、美徳あふれる精神性である。己よりも他を思いやる心である「利他の精神」を子供たちの心にしっかりと伝播していこう。
また、新たな有権者たる県内の高校生に自分たちが未来を創るという主権者意識を醸成していかなければならない。若年層が選挙に行かない理由の一つは政治に関心がないことである。若年層が選挙により、まちに関心を持つために、自分たちの斬新なアイディアでまちが創られていく、ひいては県政に反映されることもあるのだと実感することのできる機会を創出していきたい。そして、この地域の未来のたからである高校生たちが、自分たちの未来は自分たちで創るという意識の醸成に繋げる。

【積極的な運動発信】
茨城ブロック協議会が行う運動や各地会員会議所が行っている素晴らしい運動を、広く市民や関係諸団体に認知してもらうことは何より重要である。そして、青年会議所が地域に頼られる存在となるためには、青年会議所の存在価値を高める必要があると強く思う。そこで、我々の行う運動を認知してもらうために、茨城ブロック協議会の運動発信をHP上で行うのは当然のことであるが、各地会員会議所が行う地域を輝かせる崇高な運動の情報をブロック協議会が積極的に収集して、広く発信していく。そのために、メディアとの密な調整を図り、新聞や雑誌などアナログともいわれる紙媒体や従来通りのHPやSNSなど、既存のアイディアと既存のアイディアを組み合わせ新たな広報に取り組んでいこう。茨城ブロック協議会としてより一層の広報への取り組みは、各地会員会議所の運動の拡散につながると確信している。事業の参加者とは茨城県全体から見るとごく僅かな人数である。本年は、参加動員以上に地域に拡散する広報として、新たな手法手段を取り入れ、戦略的な強い発信を行っていきたい。

【ブロック大会】
ブロック大会は、茨城ブロック協議会として創り上げてきた運動の最大の発信の場である。開催地LOMとブロック大会を開催する意味、意義、目的を一度しっかりと議論をしながら互いに共有していこう。そして、参加するメンバーに対して、各地会員会議所での事業や運動に対する新たな意識の醸成になるようなブロック大会を開催していく。また、参加いただいた市民や県民の皆さまには、我々が行う運動を見て、感じて頂き、青年会議所運動への理解を深めていただけるようなブロック大会を構築していく。地域のソーシャルキャピタルが醸成され、自分の地域を創るのは自分たちだという参画意識の向上にも繋げていく。そうすることで、開催するLOM益や、その大会を構築する過程で得られる経験によるメンバー益や開催地域の地域益へと必ずや繋がる。
ブロック大会の誘致に関することも引き続き精査していきたい。メンバー数が少ないから、開催に対する不安を払拭できないから、などの足枷が存在するのであれば、そのような会員会議所こそ率先して開催の決意をしていただきたい。その決断をしていただいた先には、共に助け合いの精神でブロック大会の構築に全面的に協力をしてくれる仲間が必ずいる。そしてブロック大会を開催したあかつきには、その地域でしっかりとした新たな未来像を描けるようにしていこう。

【むすびに】
先日伊勢志摩サミットが開催されました。そして、歴史的な出来事としてアメリカ合衆国オバマ大統領が大統領としては初めて原爆投下地の広島へ訪問しました。戦後71年目で初めての事である。戦時中において、本当に尊い多くの命が失われた。その方々が生きたかった未来を、今、我々は生きている。だから、今度は我々が次の世代の為に大きな夢の描ける未来を贈ろうではないか。そのために、志を同じうする同士として、止まることなく青年会議所運動を進めていこう。我々の行うすべての運動とその過程では、自己研鑽を積む多くの機会が存在する。過去と他人を変える事は出来ないが、未来と自分は変える事ができるのである。そして、そんな自己の成長のみが、唯一他人への影響を与えることができるのである。そのことによって、未来は紡がれていく。だからこそ、我々は弛むことなく共に崇高な青年会議所運動を進めていこう。多くの困難もあるかもしれないが、困難の先にはすべてにおける大きな変化が存在するはずだ。
時には厳しいこと
時には辛いこと
理不尽に思い、すべてを投げ出したい時もあるかもしれない
「一張一弛」そんな時は一瞬だけ心の張りをゆるめてみよう
見えていなかったものが見えてくるはずだ
そして、止まることなく我々の運動を進めて行こう
運動によるすべての進化の過程で変化をあたえていこう
その先にある新たな時代のために

 

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