自信と誇りを持ち 誰もが輝ける 山梨の創造

会長意見書 Material

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公益社団法人日本青年会議所 関東地区 山梨ブロック協議会 2019年度

基本理念

自信と誇りを持ち 誰もが輝ける 山梨の創造

会長意見書

第48代会長 金丸 哲也

はじめに
2002年、学生時代を過ごした千葉県から、実家の電気工事会社に就職したことから山梨県に戻った私は、学生時代の自由で刺激的な生活から一転、単調な生活に物足りなさを感じていました。父の勧めで2003年に社団法人八ヶ岳青年会議所に入会しました。青年会議所の理念を基にした多様な価値観と夢を実現していく強い意思を持った方々と出会い、学生時代とは違った刺激を受け、より多くのことを体験し、学びたいと考えるようになりました。しかし、入会した2年後に八ヶ岳青年会議所は解散することとなり、会員の減少によって組織が機能しなくなる失望感と、仲間がいなければ一人では何も出来なくなるという自分の無力さを痛感しました。2006年に社団法人韮崎青年会議所に入会させていただいた私は、所属LOMの衰退と解散を経験したことから、仲間の重要性を学び、「組織の拡大」と「組織力強化」を強く考えるようになりました。
山梨をより良くするためには、地域住民の一人ひとりが地域の魅力を学び、自信と誇りを持つべきだと考えます。山梨の魅力を一番身近に接している県民がその魅力を魅力と知らず、「当たり前のもの」と無意識にとらえてしまい、魅力の積極的な活用に至っていないと考えています。まずは、この地域ならではの魅力を認識し、地域の未来に自信を持ち、地域の問題に危機感を持って果敢に挑戦し、困難に立ち向かった経験の積み重ねによって誇りを持ちます。より良い未来のために自ら行動することが自信と誇りを持つことに繋がるのです。しかし、より良い未来のために一人で行動していても、大きな問題、複雑な問題に対しては、知識や活動の幅に限界があります。様々な業種の、同じ志を持った多くの仲間を募り、組織として対応していく必要があることから、山梨ブロック協議会の創始の精神である「山梨はひとつ」のもと、自信と誇りを持つ者たちが描く山梨の未来を実現していきます。

組織拡大の支援
私たちは活動を通じて自己研鑽を積み、仲間と切磋琢磨し、事業を通じて青年会議所運動を地域に展開しております。同じ志を持つ仲間が1人より10人、10人より100人と増えることは、声が力となり社会を動かすために行動する青年を増やすこととなり、青年会議所運動の発信力を増幅させ、更なる「明るい豊かな社会の実現」へとつながっていきます。青年会議所は40歳になると卒業を迎えるため、常に次世代を担うメンバーを増やし、組織を活性化させていかなくてはなりません。近年、会員の減少は全国的な問題となっており、山梨ブロック協議会では、会員数が最大で800名を超えていた時代がありましたが、近年では300名ほどに減少してしまっています。会員の減少は組織力や運動の発信力を低下させるため、会員を増やすことはより難しくなり、組織の存続が危うくなるという「負のスパイラル」に陥りやすくなります。会員を増やすことは、どの青年会議所でも常に共通の重要な課題です。
組織の拡大を進めるためには、なぜ会員を増やすことが重要なのかを会員一人ひとりが理解する必要があります。それは、青年会議所の今後のあり方について考えていくことにもつながるからです。また、素晴らしい青年会議所の理念でもある「明るい豊かな社会の実現」、三信条の「個人の修練」、「社会への奉仕」、「世界との友情」の下、運動を展開している私たち自身が、今よりもさらに自信と誇りを持って運動することで、地域住民に魅力的に映ります。そして、その運動によって会員を増やし、重要性を学ぶことで、より積極的に行動できるのではないでしょうか。私は過去に所属青年会議所の衰退と解散を経験してきた危機感があります。ですから、常に危機感を持ち、組織の拡大の支援を行ってまいります。

山梨の絆を感じるアカデミー研修
近年、山梨県内の青年会議所では、入会3年未満のアカデミー会員が多くを占めており、全国的に見ても会員の平均在籍年数が約4年と年々短くなっています。青年会議所の素晴らしい理念やJAYCEEとしての在り方を学ぶことは、短い期間でも青年会議所活動を存分に行っていくために必要なことであり、アカデミー研修は必須となります。
地域が変わり暮らしも変われば考え方も変わります。人の数だけ価値観があり、多様な価値観に触れ、交流することは必ずやJAYCEEの糧になるため、青年会議所の垣根を超えた交流が必要になってきます。山梨ブロック協議会では県内11の青年会議所とのつながりを活かし、アカデミー会員に研修と交流する場を提供し、山梨県内の情報と視点を持つことができます。また、アカデミー研修によって青年会議所を学ぶことは、自身の将来のビジョンを描くことにもつながります。青年会議所の可能性を広げ、会員の成長に大きく寄与します。そして、アカデミー研修で共に学んだ経験は、そこでしか得られない大きな価値となり、仲間との絆が生まれ、「明るい豊かな社会の実現」のための礎となります。

山梨におけるSDGsのありかた
SDGsとは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた持続可能な開発目標です。17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。開発途上国だけではなく先進国も、働き甲斐や経済成長までも踏まえたものとなっており、企業をはじめ、地方自治体だけではなく学術団体や学校など幅広い団体が取り組んでいます。
山梨をより良くしていくためには、SDGsの開発目標を山梨県の現状と照らし合わせながら推進していく必要があります。そのためには、まず地域住民にこの取り組みを周知させることから始め、青年会議所が山梨に合致した取り組みで継続可能な「明るい豊かな社会の実現」を目指していきます。

魅力でつなげる広報
より多くの方に青年会議所の運動を知っていただく方法として、広報活動は重要です。近年、通信技術や情報発信ツールの進歩により、簡単に情報を得ることも発信することもできるようになったため、インターネット上での情報量が飛躍的に増加しています。魅力的な素晴らしい運動を展開していても、ただ情報を発信していては大量な情報の中に埋もれてしまい、われわれの運動をより多くの方に届けることはできません。会員はもちろん県民や行政、多くの関係他団体に生きた情報を確実に届けていく必要があります。ホームページやソーシャルメディアはもちろん、テレビ、ラジオ、新聞、情報誌など、県民からすでに認知されているメディア媒体との連携も継続しておこない、ツールの使い分けをしてより効果的に運動の魅力や情報を発信していきます。
また、情報の共有も広報の重要な役割だと考えます。各地の青年会議所の運動はもちろん、日本青年会議所や関東地区協議会、山梨ブロック協議会の運動の発信を行い、情報共有し「参加したい」、「学びたい」と興味を持っていただけるよう工夫して参加を促します。
新たな技術や可能性にも積極的に挑戦し、ただ情報を発信する一方向での「伝える」ではなく、情報の発信で受け手である相手に、変わるきっかけをつくるよう行動する「伝わる」を意識し、我々の情熱を伝播していきます。

減災力を高めるネットワークの強化
近年、私たちは、東日本大震災や熊本地震、大阪府北部地震、西日本豪雨災害など、大きな災害を経験しています。山梨県でも、2014年の大雪によりインフラの寸断から「陸の孤島」と呼ばれ、物資も救助も届かず、身動きが取れない状況に陥りました。また、南海トラフ大地震や活火山である富士山の噴火など予測される災害も多くあります。この先、私たちは過去に起きた災害から学んだことを教訓とし、いつ起こるかわからない自然災害に対して、発生し得る被害を最小限にする「減災力」を高めなければなりません。
現在、山梨ブロック協議会では、山梨県商工会連合会青年部と災害協定を結んでおります。更なる連携を図り「減災力」を強化していきます。また、山梨ブロック協議会においても、早急に山梨県と社会福祉協議会とで、災害協定を結び広域災害にも対応可能な支援活動を行える準備を進めていきます。そして多くの会員会議所で、行政や各地の社会福祉協議会と災害協定を結んでおりますが、毎年のように起こる災害によって蓄積された災害時のデータをもとに、災害協定の再確認を推奨していきます。
全国に695の会員会議所 と、約36,000名の会員を有する青年会議所のネットワークと行動力は有事の際にとても心強く頼りになります。山梨ブロック協議会では日本青年会議所や関東地区協議会、そして各地会員会議所の連携と、行政、関係他団体などの連携を図り、正しい情報を共有することが必要だと考えます。様々な角度からの連携により組織力はより強化されます。そして普段からこのネットワークを周知することで、有事の際にはより迅速な連携によって減災力を高めるネットワークの強化を図ります。

社会保障の見直し
誰も取り残さない社会を目指すのに欠かせない制度として、社会保障制度があります。個人的リスクである病気、怪我、障害、出産、失業など、生活上の問題による生活を安定させるための制度です。社会保障制度の性質上、本当に助けを求めている方々にバランスよく保障していかなければなりません。各地域によって条件が様々なため、地域に即した社会保障制度の形を検討していく必要があります。貧困による機会の不平等と貧困の再生産を予防するために、持続可能な社会保障制度の在り方について、未来を生きていく我々が、自らの未来に自信と誇りを持つための議論を推進していきます。

グッドルーザーの精神を学ぶダイバーシティ教育
現在、日本の子供たちは自己肯定感や社会参画の意識や意欲が低く、情報通信技術の進歩に伴い、他者とのコミュニケーションや対人関係に多くの悩みを抱えております。これを解決するには、社会の多様性を理解し、敬意を育む「ダイバーシティ教育」が必要です。敬意を育むには、相手を思いやる大きな心と強い精神力で、勝敗とは関係なく相手を称える「グッドルーザーの精神」を学べるスポーツが最適です。スポーツは子供たちにとって、多様な背景を有する他者と共に、心身の健全な発達や、自分への自信につながるきっかけを作り、またサポートしてくれる親や地域への感謝、チームメイトとの仲間意識、礼儀や礼節、そしてリーダーシップを学ぶ良い機会となっています。スポーツを通じて子供たちに「グッドルーザーの精神」を伝えていくことを促進させる青少年育成を行い、多様性が増す社会においても互いを尊重する地域共生社会を形成し、山梨の「明るい豊かな社会の実現」につなげていきます。

次世代への主権者意識の醸成
時代の流れや国内外における情勢の変化により、国民の取り巻く環境は大きく変化し続けております。公職選挙法が2016年に改正され、20歳から18歳へと選挙権年齢が引き下げられましたが、総務省の調べによると若い世代の投票率は低く、シルバー民主主義といわれており、憲法や政治に対する参画意識が高まっていません。
新たな若い世代の有権者は、インターネットなどから玉石混淆の情報が手に入る環境のため、自分で考え、正しく判断し、選択する力、すなわち政治リテラシーが必要となります。政治リテラシーを身につけるためには、政治・政策に関心を持ち、他人任せでなく、メディアの情報に左右されず、当事者意識を持たなくてはなりません。自らの未来を自らが決めていく意識を持ち、シティズンシップ教育に取り組むことによって社会全体の意識を変えることが出来ます。国民一人ひとりが、この国の主権者であり、自らの一票が日本を変えることを自覚しなければなりません。この国の未来や理想像を考えた上で、憲法や政治の議論を重ね、知識を深めることができる公開討論会等の機会を創出し、政策本位の政治参画意識を持っていただき、次世代への主権者意識の醸成を行っていきます。

ひとつになる山梨ブロック大会
山梨ブロック協議会、最大の運動発信の場が山梨ブロック大会です。会員大会から山梨ブロック大会に名称を変更し、更に公益性の高い地域住民参加型の大会として、産官学民、そして会員同士の交流の場としてきました。2019年はさらに地域住民との交流の場として発展させるため、各地の青年会議所の運動や魅力も集結させ、山梨県の輝かしい未来を予感させる大会を目指します。
山梨県には、世界文化遺産に認定された富士山を代表する観光資源や、名水百選にも選ばれる水源などの自然資源、ぶどう・桃・すもも等の農産物など、日本一と呼ばれる地域資源が満ち溢れています。また、2027年のリニア中央新幹線、2019年の中部横断道の開通などに代表されるインフラの整備や、2020年のオリンピック・パラリンピック競技大会事前合宿誘致など、魅力的なビッグプロジェクトも控えています。この機会を見据えて、優秀な人材や地域資源との出合いを提供することによってビジネスの機会としても発展させていきます。人との出会いによって各地域の魅力が参加者に伝わり、そこから山梨全土に伝わり、経済的にも活力を与え「明るい豊かな社会の実現」につながります。地域住民、そして我々青年会議所会員がひとつになり、山梨の未来に自信と誇りが持てる山梨ブロック大会を構築していきます。

むすびに
多くの縁や出会いが私を成長させてくれました。出会えたすべての方、すべての機会に感謝しています。もし青年会議所に、山梨ブロック協議会に出合わなければ山梨県全域に仲間もできていなかったでしょう。「明るい豊かな社会の実現」そして、自信と誇りに溢れた「山梨はひとつ」の実現のため、全身全霊で公益社団法人日本青年会議所関東地区山梨ブロック協議会第48代会長として、気概と覚悟を持って邁進していきます。1年間、どうぞよろしくお願い致します。

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