事業名称

大学生によるNAGASAKIの観光まちづくりプロジェクト

申請LOM

一般社団法人 長崎青年会議所

事業に至る背景

長崎市の産業は、古くは池島や端島(軍艦島)における炭鉱が基幹産業となっており、またその流れを汲んだ三菱重工による造船業が中心となって栄えてきました。しかしながら三菱重工の造船業からの撤退が決まり、基幹産業がなくってしまうという状況において、長崎のもう一つの強みである「観光業」をより一層強化していく必要があります。また、長崎市は人口流出率全国ワースト1位という大きな問題点を抱えており、進学や就職による若者の流出を食い止めることは勿論のこと、流入した若者を長崎にとどめる取り組みを行っていくことも同時に必要です。

事業の目的

観光に特化したまちづくりを切り口とした新たなビジネスモデルの創出、またこれからの地域経済の一役を担うためのベンチャーキャピタルや起業に向けたスタートアップを目的とします。

事業概要

前半は長崎の観光業について深く知るべく、座学や様々な体験を通した研修を行います。具体的には、SNSを通じたマーケティング、インバウンド観光の最新動向とそれに伴う企業の取組の紹介、これからの地域経済の在り方など。
後半は、観光に特化した新たな取り組みやビジネスモデルの構築を目指したグループワークを行います。その際には、青年経済人である我々JCメンバーがアドバイザーとなり、実際の経営についてや人脈を生かしたマーケティング、さらには財務や会計についてなどをアドバイスします。またプレゼンテーションの場を設け、長崎県や、長崎市、長崎市内の企業(OBを含むJCメンバー)を対象とした提案会を行います。

結果・影響(LOM、社会)

約10年前に産官学が連携した「長崎サミット」がスタートし、今日まで数多くのプロジェクトが行わてきましたが、どうしても行政主体であったり、県内の大企業が中心となったものばかりでした。そのような中、「まちづくり}と「地域観光」を組み合わせ、さらには「学内ベンチャーの推進」をも組み合わせた授業ができないかと長崎大学に提案したところ、快く承諾していただきこのプロジェクトが生まれました。手探りでスタートしたこのプロジェクトでしたが、定員20名を越える募集があり、学生のまちづくりの興味の高さを感じました。面接を行ったのですが、長崎市内出身者は約3割、市外出身者が7割となっており、市外出身者の中には留学生、さらには県外在住者もいたことには驚かされました。その中で共通していたことは、長崎に対する郷土愛が高いこと、数多くの課題を抱える現状を何とかしたいということ、長崎にいたいのに働ける場所がない、ということでした。しかしながら、このような意見は今のどこの地方においても共通したことだと言えます。だからこそ、このプロジェクトを通し、長崎の交流人口の増加、地域経済のさらなる活性化を目指すことは本当に必要不可欠だと感じます。また、このプロジェクトは行政や各種団体も非常に協力的で、多角的に地域を巻き込めることができると感じました。
前半の研修においては、学生は非常にモチベーションが高く、各研修にもほとんど全員が出席しておりました。また、JCメンバーにおいては自由参加としていたのですが、開催した研修内容が非常にレベルが高く、メンバー一人一人の意識向上、そしてビジネススキルの向上にも繋がりました。途中、海外視察を予定していて、JCI長崎の姉妹JCである香港のJCI Dragonとビジネス交流の予定でしたが協賛企業の関係でできず、台湾の企業視察でしたが、我々JCI長崎にとっても海外JCとの貴重な交流の機会となりうるのでこれからさらなる検討の余地があります。後半のグループワークは、チームでの活動ということで方向性の違いや感性のすれ違いも多々ありましたが、まちづくりを通して地域を活性化したいという子持ちは誰もが強く、そのためには現実的に何をやらなければいけないのか、また持続可能な企業を経営していくためには何が必要なのか肌で感じることができたと我々は勿論のこと、関係者全員がかんじることができました。そして、若い世代の目線は我々にとっても気づかないものも多く、これからの長崎にとって貴重な人材であると感じました。また、地域経済を活性化させるアイデアは色んなところに潜在しており、このようなビジネスを実際にやって欲しいと思うものや自社でも取り入れたいと思うものが多数ありました。
残念ながら最後の提案会はコロナウイルスの影響で開催が叶いませんでしたが、そしてビジネスチャンスの提供、さらには我々市内企業にとっての優秀な人材獲得の場としたいと考えております。

協力団体

共催:長崎大学、長崎観光コンベンション協会、長崎市

後援:長崎県、(株)日本政策投資銀行、株式会社長崎新聞社、KTNテレビ長崎、NBC長崎放送、NIB長崎国際テレビ、NCC長崎文化放送、エフエム長崎、長崎商工会議所

協力:(株)日本政策投資銀行、日本銀行長崎支店、株式会社資生堂、㈱JTB長崎支店、株式会社長崎新聞社、KTNテレビ長崎、NBC長崎放送、NIB長崎国際テレビ、NCC長崎文化放送、エフエム長崎、長崎商工会議所、一般社団法人長崎都市経営戦略支援協会、その他長崎市内の企業

事業風景大学生によるNAGASAKIの観光まちづくりプロジェクト-1