17の「和」の精神性が導く 愛と希望溢れる岐阜の創造

会長所信

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公益社団法人日本青年会議所 東海地区 岐阜ブロック協議会
2018年度 会長方針・スローガン
~17の「和」の精神性が導く 愛と希望溢れる岐阜の創造~

岐阜ブロック協議会
会長 酒井 健吉

~はじめに~
核ミサイルが北朝鮮から飛んでくることがもはや現実の問題であり、各国のリーダーは独り善がりで、おおっぴらに自国第一主義を掲げる今、世界は恒久的平和から遠のいているようにもみえます。我が国では東日本大震災や熊本大地震、歴史的大豪雨のように、いつ天災に見舞われるかわからない状況であり、不安定な世の中で、課題を多く抱えています。それでも、私たちは地元に軸足を置いてJC活動できる基礎を固めていかなければなりません。我々JCは、明るい豊かな岐阜の実現に向けて地域資源を守り、さらに発展させ未来につないでいく運動をしています。JCは先輩のご尽力により、市民意識の変革を促す実行力により未来を切り拓き、今も尚リーダーとして成長できる唯一無二の存在であります。
ここ数年の日本経済は、大胆な金融緩和に、公共事業に投資する財政政策、民間投資を喚起する成長戦略と三本の矢を軸にアベノミクスと呼ばれる経済政策を行い、リーマンショック以降沈んでいた日本経済に大きく影響を与えているとはいえ、東京一極集中など我々の住む地方はその恩恵を受けているとは言えない状況です。
岐阜ブロック協議会は1960年、県内各LOMが英知を結集し、先輩の多大なるご尽力により設立され、それから半世紀に渡り、まちのため、岐阜県のため、日本のためにまちづくり運動を展開してまいりました。当時の状況を考えると、自分が生活していくのも儘ならない中、明るい豊かな社会の実現に向け、自己成長しながら運動を発信し続けてきた先輩には感謝の念しかありません。私は、本年度も17LOMの協力の下、この歴史と伝統によって結ばれてきた絆をさらに強固なものにする覚悟を持ち運動を展開してまいります。

~17の「和」の精神性が導く 愛と希望溢れる岐阜の創造~
私たちの住む岐阜県は、日本の真ん中に位置し、豊かな自然と世界遺産などの歴史的、文化的な遺構もありながら、春慶塗に美濃和紙や岐阜提灯、美濃焼といった各地域で発展してきた産業、さらに核融合、ニュートリノ観測といった科学研究所や、世界のトヨタを支える試験場や工場が建設されるなど最先端の技術も輝く、懐が深く裾野の広い県であります。また10年後には、リニア中央新幹線が開通し、多方面で発展していくことも期待されながらも、過疎化が進み少子高齢化や人口の社会減少問題に直面し、経済的にも発展が見込めない消滅可能性都市が17市町村もあります。そして、岐阜ブロック協議会を構成する17LOMも会員の減少の一途をたどっています。今こそ我々県内の各LOMが、原点に返り17の「和」の精神性で、愛と希望溢れる岐阜の創造に向けて、力強く運動を発信していかなければなりません。「和」の精神性とは、万物に感謝するという日本人の根幹を成す性質であり、「和」の精神とは、それぞれが力を発揮し、調和を図ろうとする心であります。この「和」を発揮すれば、考え方や立場の違いを超えて愛と希望溢れる岐阜に貢献できると考えます。
日本JCの運動は、JCIと連携した運動や地域経済を牽引するプラットフォームづくりの推進、交通インフラ投資による国土強靭化などの経済政策の推進に始まり、健全な子供を育てるための教育再生、スポーツや音楽を通じた地域交流、天災などが行った際に敏速かつ的確に情報を共有するための防災ネットワークの構築、地域の次世代のリーダーの育成など多種多様です。新しい時代のリーダーとなる各LOM並びに会員は、これらの運動を参考とし、地域の特性を活かしたまちづくりを通して、己の存在意義を見つめ直し、成長する機会として下さい。本年度もしっかりと日本JC、東海地区協議会と連携を図り、各LOMの支援をすることも岐阜ブロック協議会としての重要な役割と考えています。そして、出向いただく会員に対しても、各LOMでは得られない経験を提供し、新たな友情を育み、自己研鑽の場にしていただきます。
岐阜県内には17LOM約600名の同志が在籍します。岐阜ブロック公式訪問では、2018年度日本JCや東海地区協議会の展開する運動を共有し、理解を深めることと、岐阜ブロック協議会の運動理念、各LOMの理念を共有することを目的として本年度も開催致します。

~さらに強固な絆 岐阜ブロック協議会~
平和な国日本。はたして平和と言えるだろうか。特にこの先においては、若者が国政や憲法に興味をみせない中、世界情勢はテロリズムや国際的紛争はなくなる気配もなく、北朝鮮の核ミサイル問題では、東京一極集中により、東京直接攻撃も否定できない危機的状況であります。そんな中、日本を守る自衛隊について憲法改正論議の中で重要視されています。役務の危険度に応じて必要な体制を認め、彼らのみに生命のリスクを負わせることがあってなりません。近年岐阜ブロック協議会としても、憲法に関する事業を開催しておりますが、本年度も、憲法論議の推進のために、次代を担う若年層に知識と興味を深めるような機会を創出し、憲法に真摯に向き合う青年を増やす事業を展開していきます。
 選挙とは国政や地方自治体の未来を決める重要な意思表示の場であります。また、公職選挙法が2015年に改正され投票できる年齢が18歳に引き下げられましたが、選挙の種類を問わず投票率は振るいません。選挙とは民主主義の根幹であり、政治は他人事ではなく、政治や選挙に興味をもち、参加意識や投票率を向上させることを目的に公開討論会の開催を支援してまいります。
我々の住む日本は、島国であり、豊かな自然に恵まれています。その一方で地震や豪雨などいつ天災が起こるかわからない怖さがあります。防災ネットワーク強化のために、有事の際に昨年から引き継ぎ結ばれた協定と新たな協定を締結して有効活用し、敏速かつ的確に救援活動が行える体制を構築します。さらに、現在でも国内では、仮設住宅に住むなど、復興が進まない地域もたくさんあります。世界に目を向ければ、人が生きていく中でもっとも重要である水が安全な状態で確保されず、安全な生活すら送ることができない人々も多くいます。可哀想とか何かしてあげなければと思う時点で上から目線であるのは間違いありません。でも、それを承知でやらないよりはやったほうがいい。私はそう考えます。自分には何ができるのか考える機会を創出します。また、政治、宗教、神話などの立国や愛国につながる歴史教育、祖先や親を敬い愛情溢れる「家」的道徳や他を慮る道徳心、主権を行使できる格を備え、政策を見極める力を身に付けた主権者教育など、全うな日本人を育成するために、日本JCが推進する運動に協力していきます。

~まちや人から憧れられるJAYCEE 奇跡を起こす人財へ~
JAYCEEは、身なり立ち振る舞いからかっこよく、卒業してからも各方面でリーダーとして活躍しています。JCは、事業を行えば、行政や市民から支援を得られ、毎年大きな事業を展開することができます。私はこのようなJCに、憧れを持ち育ってきました。しかし昨今では、時代の流れと共に会員数も減り、運動の発信力や、まちでの存在感も弱まり、青年会議所やそこに集う人に魅力を感じなくなってきているように感じます。一人ひとりが成長を遂げながら、社会においてあらゆる分野で活躍し、憧れの存在として昇華しているならば、必然的に入会数は増加していくと考えます。そこでまず我々が原点に返り、自分を律し、まちや人から憧れられるJAYCEEになることが必要です。さらに、運動発信力の増強のために、本年度岐阜ブロック協議会における会員拡大では、現状の課題や成功事例を共有する機会を創出し、一人ひとりに当事者意識をもって取り組んでいただきます。JAYCEEの育成では、学ぶこと、自分を高めようとする気持ちが必要なことであり、役職を担い、責任感を持ち、挑戦、経験することで自分自身を成長させられると考えます。入会年度が浅くてもJAYCEEとしての資質、意識が高ければ、目の前にある機会に、積極的に挑戦し、成長の機会とすることができます。近年の退会者の多くは、入会3年未満の会員であり、拡大人数が多くても、退会者が多ければ会員拡大成功とは言えないため、本年度も入会3年目未満の会員に対してJCの魅力を知ることと会員同士の交流や友情を深める事業を実施し、次代のLOMや岐阜ブロック協議会のリーダーとなるJAYCEEを増やす事業を展開して参ります。
 スポーツの地域間連携をテーマに行うJCカップU11は、本年度4回目の開催を迎えます。昨年度初めて岐阜県予選を行いましたが、U11に目を向けるところが、まさにJCしかできないJCらしい事業ではないかと考えます。地域の宝である子供達に、小さい頃から他地域の子供達と交流をしてもらい、サッカーを通じて思いやりや感謝の気持ちを育んでいただきます。本年度は、この機会をより多くの子供達に経験していただきたいと考えます。

~第45回JC青年の船とうかい号への支援~
 2018年度でJC青年の船とうかい号は45回目を迎えます。とうかい号は、洋上研修において自国を誇れる国家観、他を慮る道徳心、国や地域に対する主権者意識を参加者の中に芽生えさせることを目的としており、岐阜ブロック協議会としては、同協議会を構成するブロックの1つとして本事業に参画し、東海4県から集い、限られた空間で、集団行動や研修、国際交流、フェスティバルを通じて、岐阜県内の未来ある若者に「和」の精神と郷土や国に対する誇りをもつ人財へと成長する機会としていただきます。とうかい号は、言葉では表しようのない、経験した人にしかわからない感動を一般乗船者、JC会員を問わず味わうことができます。1週間前後を洋上という閉鎖的な空間で、他ではできない体験をし、時にはぶつかり合いながらも取り組む事で達成感も生まれます。さらに、大人では忘れがちな心を思い出させ、子供時代の自分と向き合う機会でもあります。一般乗船者には、乗船への不安を取り除き、大きな期待をもって乗船していただけるようにブロックオリエンテーションを開催致します。さらに、ブロックナイトでは、まだ知らない岐阜の魅力を学び、共有してまちに興味をもつ機会を創出することと、2日目の夜ということで、まだ馴染めていない一般乗船者を励まし合い、緊張感をほぐす機会とします。そして、企画、サポートするJC会員には、将来のLOMや岐阜ブロックを背負っていく人財になるべく岐阜ブロック協議会として支援してまいります。

~岐阜ブロック大会2018~
県内各地で活躍を続けるLOMにより構成されている岐阜ブロック協議会は、公益法人として運営される日本JCの一翼であり、公益社団法人へと移行に伴い、岐阜ブロック会員大会から岐阜ブロック大会へと名称変更し、本年で6回目を迎えます。本年度も1年間の活動報告とその事業より得られた成果を伝え各LOM会員や県民の皆さまと共有するために、岐阜ブロック大会を開催し、岐阜ブロック協議会の絆をさらに強固なものにします。さらに、公益性を求められる中で、協議会設立時より行われてきた事業の歴史と伝統を継承しつつも、公益性を重視し、県民の皆さまに有益な事業を展開してまいります。また、近年のブロック大会では、歴史や文化、人物、食材など各地域の特色や魅力を地域のたからとしてアピールしてきました。本年度も岐阜ブロック大会2018を開催し、地域に埋もれてしまっていた魅力を広く発信することで、地域への愛着、誇りを育み、人口の社会減少を縮小させる機会を創出します。さらに、岐阜ブロック大会2018開催予定地である岐阜県東濃地方には、10年後にリニア中央新幹線が開通し、岐阜県駅が設置される計画であるため、官民を挙げてその活用方法について検討がなされています。この地域でブロック大会を開催する機会に、新たなプラットフォームの礎とするために、リニアと各地域の特産品に歴史や伝統文化を結び付けた新地域ブランドを創造する機会とします。

~おわりに~
 近年あちらこちらで、OBの方が息子を入会させてくれない。こんな話をよく耳にします。私は、幼少期からJCやJCに取り組む父に憧れを持ち育ってきました。自ら入会をしたいと意思表示したときには逆に応援してくれました。まず、外に矢を向けるのではなく、自分に矢を向け自問自答して欲しい。今の自分、JCや仕事に取り組む姿、お酒の飲み方などを思い返してほしい。家族や市民から憧れられる姿であるであろうか。JAYCEEは、身なり立ち振る舞いからかっこよく、まちを歩けば後ろ姿でもJAYCEEとわかる姿が望ましい。今こそ原点に立ち返り、戦後焼け野原から日本再建のために立ち上がった先輩の想いを思い返し、自分を律し、まちや人から憧れられるJAYCEEになろう。さらに、温故知新。歴史や先人たちの想いを知った上で、次代にあった新しいJCを創り上げよう。何もかもはできなくても、何かはできるはず。自らの運命に覚悟をもって挑んでもらいたい。自らを変えられないものに社会は変えられるはずがない。

 

 

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