【はじめに】
人は理想を描きながら、現在を生きている。
その想い描いた理想を実現しようと挑戦した結果、理想は可能なものとなる。その過程の中で、大切なことは困難なことにも果敢に挑戦し、最後までやり遂げることが、理想を実現することにつながり、自身を大きく成長させる。
青年会議所は全国各地で故郷を少しでも良くしたいと志を高く抱き、運動を展開してきた先達のご尽力があり現在につながっている。それぞれの時代で解決しなければいけない課題は違っても、いつの時代も共通していたのは明るい豊かな社会の実現への挑戦である。この挑戦がなければ、地域や青年会議所の発展は決してありえない。私たちは市民意識を変革していく団体として、当事者意識をもってあらゆる困難に立ち向かい、明るい豊かな社会に向けた運動を展開していく必要がある。そして一人ひとりの力を合わせることで大きな力が生まれ、より強固な「三重」を創り上げることができる。失敗を恐れずに責任と覚悟をもって未来を切り拓く運動を展開して参りましょう。

【活力が溢れる三重の実現】
三重県には様々な可能性があります。2037年にリニア中央新幹線の東京、大阪間が開通することで三重にも大きな経済効果を生みだす機会があります。リニア中央新幹線開通の早期実現に向け地域の各種パートナーと連携し、地域活性につなげる運動を展開します。また、2020年度は一般社団法人熊野青年会議所主管のもと、第50回三重ブロック大会が開催されます。ブロック大会は三重ブロック協議会の最大の運動発信の場であり、開催地の特性を活かしながら地域と県民を青年会議所がつなぐ絶好の機会であります。この50回の節目に県内12LOMと共に各地域の魅力を集結させ、三重に住まう人びとが魅力を感じ、自ら地域のことを真剣に考え行動を起こす大会につなげて参ります。

【アクティブ・シチズンの育成】
自ら主体的に社会づくりに関わり、より良い変化を起こす人材の育成は欠かせない運動であります。ブロックアカデミーでは、地域社会や企業の一人として、地域社会のニーズを的確に見出し、自らの行動に責任を持ち、何事にも果敢に挑戦を続け、リーダーシップを発揮できる人材育成に努めます。また本年も第47回JC青年の船「とうかい号」が出航します。洋上という非日常の空間の中で、仲間と共に切磋琢磨し、自身の壁を超える挑戦を繰り返すなかで互いに相乗効果を生み、大きな成長を与えてくれます。また国際交流を通して、国境を越えた青年同士の友情を育み文化に触れる経験をすることでグローバルな視点をもつ機会があります。この経験を通して各地域で自ら主体的に行動し、社会で活躍する人材を育成して参ります。

【三重の未来を創造する】
三重県では人口減少が加速し、県内各地域にも様々な課題があります。地域づくりの発展には、そこに住み暮らす人びとが主権者意識をもって行動しなければなりません。次代を担う若年層の政治に関する強い関心と行動が政治を変えていく原動力になります。地域の未来につながる若年層の政治参画意識の向上を推し進めます。
 また近年、周辺諸国による軍事活動の活発化による国際情勢との緊迫化も懸念しなければならない状況において、有事の時に対応策を考えるのではなく、青年会議所が次代を担う若年層と連携し、安全保障に対する意識の醸成へとつなげます。また、2021年には第76回国民体育大会、「三重とこわか国体」と第21回全国障害者スポーツ大会「三重とこわか大会」が開催されます。スポーツを通じて「グッドルーザーの精神」を伝え、他者を思いやる青少年の育成に努めて参ります。

【持続可能な運動の拡大に向けて】
 三重ブロック協議会内の会員数は年々減少を辿っています。そして県内12LOMの一番の課題は会員拡大です。青年会議所は単年度制であるが、会員拡大は決して絶やすことのできない運動であり、新たな会員を受け入れやすい時代に即した組織改革も必要であります。女性の活躍が期待されている昨今の情勢において、青年会議所内の女性メンバーが著しく少ない状況も課題の一つです。また平均在籍年数が4年という由々しき事態を打開するためにも、日本青年会議所、東海地区協議会、各地会員会議所と連携し、女性や在籍年数の長い同志を一人でも多く増やせる、会員拡大支援を行います。
 2015年9月に国連サミットで採択された持続可能な開発目標を定めたSDGsの取り組みは、全国でも広がりを見せているが、この三重県ではSDGsの知名度や取り組みは決して高くはありません。持続可能な社会の実現は青年会議所だけではできるものではなく、全国各地の企業、行政などと取り組むことで可能となります。県内各地でSDGsを推進し、持続可能な社会の実現につなげて参ります。

【おわりに】
多種多様な人と出会うことができるのが青年会議所である。
そして、青年会議所での出会いは人の人生を変えるものがある。
同じ志をもった仲間がいる。一人では成しえないことも仲間とならできる。
地域のことを自分事と捉え、未来を描き行動する 。そして一人でも多くの人が想いを合わせることができれば、明るい未来の実現はより確かなものとなる。「三重ブロックはひとつ」を合言葉に、一人ひとりが失敗を恐れずに果敢に挑戦し、誰もが輝く、魅力に溢れた三重を実現して参ります。