個の成長と人の繋がりから実現する活力が溢れる茨城の創造

唐鎌会長対談vol.2

  • HOME »
  • 唐鎌会長対談vol.2
茨城発ベンチャー企業×唐鎌会長 対談vol.2

茨城ブロック協議会 唐鎌会長×株式会社Doog 代表取締役社長 大島章様

2-01

(先ず始まる前に、制作された追従型ロボット、サウザーやメカロン、また開発中のロボットを、実演して見せてくださった。とても楽しそうに操作される代表の大島様の表情から、とてもロボット愛の強い方だと感じる一面を見た。)

今回も、素晴らしいベンチャー企業の経営者、株式会社Doog代表取締役社長、大島章様にベンチャー企業を起業した思いや展望、これまでに起こった生々しいストーリーを語っていただきました。

また、公益財団法人日本青年会議所 関東地区茨城ブロック協議会 会長の唐鎌正光君との対談を是非ともご一読いただけましたら幸いです。

2-02

つくば市はロボット事業を行うには環境が整っている地である

大島)

私どもは、運搬型・搭乗型の様々な移動ロボットの開発・製造を事業領域としております。大型設備を導入するのではなく、今の仕事の手伝いを担えるロボットのベースを製造販売しています。お取扱いただく各社様が、様々なシーンに合わせたカスタマイズを施して、企業の生産性向上や働きやすさのサポートを目的に導入しております。対象エリアは、日本全国です。つくば市にある会社ですが、茨城で売れているというような地域性のある商品ではありません。先方から扱いたいという要望があれば市場が広がっていく商品になっており、海外でもお取扱をしていただいております。

サイズも現場や用途に合わせて複数あります。物を運ぶだけでなく、サウザーミニ(小型の機種)にカメラや検査用の装置を付けて点検させるという使い方をしている会社もあります。

倉庫では飲料、工場では金属など、重たいものを運びたいという要望もあります。この場合には、サウザージャイアント(大型の機種)をご提案します。

メカロン(車輪ではなくクローラータイプの機種)は、国の研究機関である農研機構研究者の発案によって誕生しました。全国の農業現場での検証や、不整地の現場への導入が進んでいます。搭乗型タイプ(シニアカーに近いタイプ)もあります。ゴーウィズという機種は試作段階ですが、折りたたみ式でコンパクトに収まり、車で運ぶことも容易です。運搬型のシリーズと同様、人について行く機能もあります。シンガポールの空港では、ガルーという製品が先導する空港スタッフに追従してお客様を案内するというサービスに採用されて実運用されています。日本ではまだまだこれからです。

大島)機械説明(電源を入れて前に立ってボタンを押すと追従する機能があるほか、ルートを覚えさせて自動走行する機能も搭載されている。)

弊社の製品は、ロボットの専門家でなくても簡単に使いこなすことができるのが特徴です。追従機能は、サービスの現場で活用する場合が多いのですが、全自動ではなく人と協働で物を運ぶという使い方です。この追従機能を使うことで、1人が1度に運べる量を倍増させることができます。工場などでは、床にラインを引いてロボットを走らせるという運用も行われています。

スタート地点から目的地までロボットを誘導することで走行ルートを記憶し、2回目からはロボットが自動で走行できるメモリトレースという機能もあります。例えば、単純な往復の運搬作業を自動化する事ができます。

唐鎌)これはA Iが搭載されておりますか?

大島)人によって好みの言い方があるようですが、弊社はA Iと呼んでおりません。使うほど賢くなっていったりはしないです。どちらかというと、弊社は人の賢さを使っていかに機械と上手く仕事をするかを念頭に置いております。

唐鎌)対荷重はどのくらいですか?

大島)標準サイズの機種(サウザースタンダード)は120㎏載せられます。小型の機種(サウザーミニ)だと60㎏。大型のサウザージャイアントでは300㎏載せられます。

唐鎌)農家でキャベツをたくさん積むと言うような使い方もできますね。

大島)クローラータイプのメカロンは、元々梨などの果物の生産現場に使えるように、という発想から来ておりますので、人が往復して作業する場所で活躍しております。後ろからずっと付いてきてくれるので、例えるなら相棒がずっと荷物を持って付いて来てくれるような使い方をしていただいているようです。重い荷物をロボットが運んでくれるので、その間、人はずっと収穫作業に集中できるというのがメリットだと思います。

サウザーという自社製品を発売したのが7年前くらい(2015年)で、会社としても設立から10年経ったくらいです。

唐鎌)10年間、色々な事があったと思いますが、元々はどのような背景があって、会社を立ち上げられたのでしょうか?

大島)私は元々、筑波大学でロボットの勉強をして、日立製作所に3年半勤め、ロボットの仕事をしていました。つくば市では、街中に「ロボットが走ります」というような看板がある。その走っていたロボットにも携わっていた関係もあって、つくば市はロボット事業を行うには環境が整っている地であることは知っていました。日立製作所では、ロボットを作って新事業を行う事は大変な事です。ただ、私がやりたかったのは、そういう事業だったので自分自身でやってみようかなと思いました。ですので、弊社の中には筑波大学のOBも多くいますし、つくば市内で元々働いていた人とか、つくば市で暮らしたくて働いている人なども在籍しています。

2-03

仕事として事業を行うにあたって、誰かが笑顔になるという事は当たり前

唐鎌)1番最初に誕生したロボットはどれですか?

大島)ここには無いのですが、もっと小さな物を最初は作っていました。ビート板を3〜4枚重ねたくらいの大きさで、最初はイベント用品にどうですか?というような趣旨で作りました。人に付いてくることだけの機能で、作った時点から高いおもちゃだとは思いました。

唐鎌)(チラシを見ながら)旗が付いていて面白いですね。

大島)これが何十万円とするので、なかなか採用できないだろうなあと思うんです。これを何百台と作る予定は元々無かったのですが、話をするために何かしら作らないといけないと思って作りました。

唐鎌)依頼があれば(今も)生産しているのですか?

大島)作るのが大変なので、もう作っていません。

唐鎌)お掃除ロボットみたいな感じですよね?

大島)そうですね。

唐鎌)1番最初のロボットが誕生するまでの制作期間はどのくらいだったのですか?

大島)おそらく1年はかかっています。ロボットはソフトウェアで動くので、「いつが完成」というのは、あまり無いのですが、この頃のソフトウェアが発展して今でも使っています。この頃に作っていた製品のソフトウェアが今の運搬ロボットにも活きていて、そのような蓄積が必要な業界だと思います。

唐鎌)ある程度、このようなロボットを作ろうというイメージが設立時からあったのですか?

大島)そうですね。私は人に付いてくるという事が好きで学生の頃から楽しくて作っていました。何かに使えるのでは無いかと、ずっと思っていました。

唐鎌)ロボットを自分の生業に取り入れようと思ったきっかけは何ですか?

大島)私は高校生の頃、ロボコン(ロボットコンテスト)に参加していました。

唐鎌)ロボコンですか!ご出身はどちらですか?

大島)北海道です。

唐鎌)北海道から来たんですね!すごいです!

大島)そのような経緯から、ロボット分野で人と比べて熱心に取り組んでいて得意だったので、その道の研究をしていこうと思ったということです。

唐鎌)経営理念や、社是にありますように「ロボットで笑顔」この言葉について、(サービスを)提供したときに笑顔をもらったのか、提供する際に笑顔を見たいと思ったからなのか。どのような体験があったのでしょうか?

大島)事業を行うにあたって、誰かが笑顔になるという事は当たり前だと思っていて、それを入れたかったというのがあります。今、質問を頂いて思ったのが、ロボットというと恐怖という気持ちを抱くとか、自分の仕事が無くなるというような不安を抱くイメージもありますよね。そういうのではなく、例えばシニアのスタッフが大きなイベント会場でゴミを集める業務に就いているケースで考えると、スタッフの体力的な部分が問題になって仕事が続けられないという際には、ロボットと一緒に仕事をする事で問題が解決できるかもしれない。それで普通に体力がある人と同じ業務ができるとか、直接的な笑顔ではありませんがそのようなツールにも使えると思っています。

また、技術者の方が現場で楽しそうに使っている、これも笑顔の一つだと思います。機械に使われているというよりは、人が機械を使っているという方が良いのでは無いかと考えています。

唐鎌)技術者のために?

大島)そうですね。そういう側面もあります。技術製品なので技術者も使いこなすような場面もあります。

2-04

「これを買ったらこう使える」と言うような事をもっと明確にしていきたい

唐鎌)今は人材不足なので、足りない労働力を補えるロボットだと思う。大島社長がこの先、どのように社会に使っていくのか、展望があれば教えて下さい。

大島)様々な軸があるとは思います。弊社が技術を高めて使えるシーンを増やすこと。日本の課題であるとは思いますが、安く物を作って使えるシーンを増やすこと。それらを乗り越えていかないと業務で1人1台という所にはまだ遠いです。かなりお金に余裕があって将来を見据えている会社であれば導入してもらえていますが。

唐鎌)課題としてはコスト面ですか?

大島)そうですね。常にどこの会社でも予算の課題はあるとは思いますが。ラインナップに関しては揃ってきているので、使いたいお客様の用途に合わせてご案内したい。昔のパソコンと同様で「物が良いらしい」というので買ってみたけど、何に使うのか、どう使うのかがわからないという感覚もまだあるので、「これを買ったらこう使える」というような事をもっと明確にしていきたい。まだそんな段階の製品です。

唐鎌)誰に1番使ってもらいたいですか?

大島)とにかく様々な人に使ってもらえるようにと言うのが会社の課題ですが、嬉しいのはロボットによって仕事の幅が広がるというような事ですね。

唐鎌)仕事の仲間は最初から皆さんついてきてくれたのですか?

大島)最初は1人でした。最初から方向性が決まっていたベンチャー企業ではなくて、起業しながらロボットが付いてくると言う所から製品を開発したので、やりたい事が明確にあって人を一気に集めた訳ではありません。ロボットが好きで会社を立ててやっているうちに道が見えてきた感じです。だから計画段階で人を呼ぶ事はできなかった。何となくやれそうになってから「一緒にやりませんか?」と言うように声をかけた。伊藤は10年間市役所に勤めていて、それから転職してきました。

伊藤)そうですね。市役所でベンチャー企業のサポートや創業支援などを担当していて、外からこの会社を見ていました。その頃から面白そうな事をやっているなと思っていて。

2-05

 今だとつくば市はスーパーシティ構想がある意味特区的な扱いである。

唐鎌)大島社長はスーパーシティ構想って、どう捉えていますでしょうか?

大島)弊社は自ら(構想に対して)行動する立ち位置では無いと考えています。一方で“弊社の技術・製品を活用するとこういう事はできます。”というようなお話はつくば市の方ともさせていただいており、構想に沿って新たな事業を描く方に必要としていただければ協力できることもあると思います。弊社自身はまだまだ余裕がないので、お客様ありきの活動をメインとしているためです。

唐鎌)先ほど伺っていて、役所の人がベンチャー企業に乗っかれる状態は珍しい状態だと思った。私が今回、茨城県内のベンチャー企業で検索させていただいた時に、茨城の県庁からご紹介をいただいている。県庁の方が言うにはベンチャー企業はつくば市が圧倒的に(数が)多いと伺った。

その中で大島さんが事業を進めていく中で仲間のベンチャー企業の経営者、例えば筑波大学の山海さんとか有名な方々もいる中で、そういう方達がブレーンとして機能しているのですか?

大島)弊社ではブレーンという類のお付き合いはありません。ただ、行政の方から見てもベンチャーに対する部署が作られているということは事業をやりやすい環境になっていると思います。最近だとスタートアップパークとかもできて、単なる作業スペースというよりは市内のベンチャーの事をよく知っている方達が運営していたりします。このような施設は、創業して間もない人がデスクを構えて仕事をするにはとても良い環境ではないかと思います。

弊社では、以前つくば市役所の方から警察庁のある通達が弊社のロボットにも当てはまるのではないか?と教えていただきました。市役所の方が道路交通法などにも詳しいのでとても助かりました。その方は普段から警察とのコミュニケーションを取られている方で、文書を読み込む中で弊社のロボットにも関係があるのではないかという気づきにつながった。警察庁に行って確認作業をする際にもサポートしてくださいました。その上で、つくば市と一緒に発表しますという流れが実現しています(参考:つくば市プレスリリースhttps://www.city.tsukuba.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/014/829/2021NO15.pdf)。このロボットが追従するという機能が、条件を満たせば公道でも利用できるということを市の方から教えてもらって、我々としてはすごくありがたかったです。

2-06

先進的な物に取り組むということに関して相性が良かった。

唐鎌)事業を進めていく中で、中には苦しかったり大変だったりというエピソードを聞かせてほしい。

大島)特に(青年会議所のメンバーは)事業をやっている方が多いので、皆さんも同じではないかと思っています。まだまだ弊社は大変な時期というのがずっと続いている状態です。過去に、私が上手く統率を取れなかったために、一時は会社が分裂しかけた問題が起こった事もあります。銀行さんにどのように事業の性質をご説明して付き合っていただくかという課題なんかも抱えながら何とかやっているような状態です。私は元々、技術者としての経験があるので物作りをしていますが、経営者としての経験がある訳ではないですし、家業を継いでという事でもない。そういう意味では教えてくれる人がいない状態でやっている。そういう所は勉強が足りないと思います。

唐鎌)大島社長は若いと思うのですが、年齢はおいくつですか?

大島)37歳です。

唐鎌)北海道からつくば市に来てビジネスをされているという事ですけど、北海道に戻る事は考えなかったのですか?

大島)ロボットというカテゴリーに決めてしまうと北海道というのは事業がやりやすい環境ではありません。仲間を集めるにしても苦労します。つくば市は「つくばチャレンジ」というつくば市が主催でロボットを歩道で走らせて、どのような問題が起きるか検証するというような研究開発者の取り組みが行われており、もう15年ほど続いています。そういう所から入社してくれた人もいるのでそういう意味でもやりやすい所です。

唐鎌)ちょうど細川委員長と一緒にやっている中で国際進出の場を提供していこうという事をやっているのですが、シンガポールに出ようと思ったタイミングやキッカケを教えてください。

大島)お客様から機会をいただいたためです。シンガポールの空港で、物を運ぶロボットを空港で使いたいという要望があった。これが成約して、お客様自身が色々なイベントで自慢げに披露してくださったことが大きいです。さらに政府機関から誘致補助金のお話も頂戴して、現地に子会社を作ることにしました。結果として、先進的な物に取り組むということに関して相性が良い土地だと感じます。シンガポール国内のお客様だけでなく、他の地域のパートナーのサポートもシンガポールからしています。

唐鎌)大島社長の話を聞いて、つくば市は全国的に見てもロボットという観点で有名だと思うが、いずれは市内の農家さん全てにロボットを導入するとかは考えていますか?行政と協力して目指すとか?

大島)私の想像ですが、行政としてはやりづらい面もあると思います。それをすると、他の地域から来る事業者にとっては閉鎖的に見えると思う。しかし、茨城は農業の割合も高いのでいずれは何かできるかと考えています。

唐鎌)ブロックの経済開発委員会でビジネスマッチングの事業を始めさせていただいている。そこで御社の「できる」はわかったので「欲しい」を教えて下さい。金属加工とかですかね?

大島)金属加工等は近隣の会社とお話をして、お付き合いをしている所もあります。

唐鎌)福祉の方と上手く繋げられないでしょうか?

大島)今度、福祉の展覧会に出店します。その時の反応などを見て考えます。開発はしますが、介護関係に直接売りに行くということはしないと思います。展示会に出して取り扱いたいという会社を見つけなければ事業が展開していかないという側面がある。技術を提供するというようなイメージです。

唐鎌)友人が茨城大学初ベンチャーでロボット企業をやっている。内容は元々あるハードの中のソフトを作るという仕事。県のベンチャーの審査員をやっている。それに対して御社のロボットは1から作るという仕事。どっちがメリットありますか?ゼロから作った方が自分のやりやすい方法で作れるのですか?

大島)どうなのでしょうね。一長一短があるとは思います。

唐鎌)日立製作所にいた時の方が周囲の技術者も多いし、やりたい事ができそうな環境の気がします。ただ、独立して自分のやりたい事をやった方が良いという考えでしょうか?

大島)お客様に届ける事を考えると日立製作所では責任が重すぎる。そのための準備段階からつまずいてしまう。ベンチャーだと自己判断ができる。日立製作所だとお客さまがOKでも会社がOKとは限らない。むしろ、会社の判断が厳しかったりする。お金に関しては大手にいた方が良いと思います。ペッパー君のような機械を作ろうと思ったら10億とか100億とか予算が必要になるというのが一般論です。弊社はその部分に関しては無茶苦茶な工夫をした。例えば台湾にある工場に機械の製造を委託している。その際も0から作るのではなく、元々その工場が作っている製品のアレンジのようにして少数ロットでも費用を抑えるように工夫しました。

唐鎌)車で言うところの光岡自動車みたいな感じですね。車の車体をもらって(ボディを)改造するみたいな。

大島)そうですね。そこに自動操縦とか自動運転みたいな装置を載せているようなイメージですね。

唐鎌)特許もたくさん取られているのですか?

大島)そんなことはないです。日立製作所で働いていた時の方が特許をたくさん取っていました。

2-07

製品を売ってお金をいただくという方が趣旨に合っている。

唐鎌)G20にも(ロボットを)参加させていたと聞きました。どのようなロボットを参加させたのですか?

伊藤)はい。ホテルグランド東雲(しののめ)さんで披露しました。このロボットの上に地元のお酒や日本酒を乗せて運ばせました。その時はルートを覚えさせるのではなく、追従で業務を行いました。各国の代表の方も面白がって見てくれました。

唐鎌)コメダ珈琲店のように無人ロボットが普及する時も早く来そうですね。

大島)あれは中国製で業界では強い存在です。コロナの前から中国の市場では使われていた。日本より進んだ市場に合う製品であると思います。

唐鎌)製品を作っても国が認めなくて海外で普及したという事例もあると思うのですが、もっと国からの支援が欲しいと思いますか?

大島)リスクになってしまうので無理に規制のある場所で事業しようとは思っていません。例えば配送業で道路をロボットが走ってはいけないと言う所からスタートすると認可を得て事業にするまでに時間がかかるというリスクがある。それに比べて弊社のロボットは私有地の中の工場とかで使われるのでリスクが少ない。事業者としてリスクが少ない所で事業を行うのが基本だと思います。弊社だと配送ロボット(例えばスーパーから自宅まで)が技術としては近い所があるが、あれは事業としてはやり辛いと思います。資金を集めるのも苦労すると思いますが、普通は出資してもらって事業を行うタイプの取り組みだと思います。一方で、私はVCさんなどから出資してもらうタイプではなく、私がやりたい事・社員がやりたい事をメインに事業を行っている。出資してもらうと投資家の方を向いて仕事をしなくてはならないのでやりたい事がやりにくくなってしまう。目的の方向性がそちらに向いていない。製品を売ってお金をいただくという方が趣旨に合っています。

唐鎌)スマホやタブレットの使用が目立ってきていると思いますが、今後アプリとの連動はしてく予定はありますか?

大島)はい。先ほど技術者と言っていた人達がカスタマイズして売るという事にできます。例えばユニキャストさんとかは自社の仕事の中でロボットが物を運べるようになったら良いのに、と考えたとしたら弊社のロボットは最適な物です。

唐鎌)今日は近未来的な内容に触れて、先取りして拝見した気分です。我々も農家さんだったり工場だったりとご協力できる所は全力でサポートさせていただきます。何よりつくば市から発信される技術をもっと茨城県内で使ってもらえるような形になれば相乗効果でもっと茨城を盛り上げていけるかと思います。ぜひ今後ともよろしくお願いします。

戻る

PAGETOP
Copyright © 茨城ブロック協議会 All Rights Reserved.

2023年度茨城ブロック協議会公式ホームページが公開されています!

X