私たちは、少子高齢化が着実に進行し生産年齢人口が減少していく中で、地域経済の成長の停滞や活力の低下を止めるべく、総活躍社会の実現に向け顕在化している障壁に向き合ってきました。特に過疎が深刻化している地域の産業において、課題解決の糸口となる新たな雇用を創出する課題解決モデルが必要であり、課題解決モデルの広まりとともに日々生み出される新たなイノベーションを組み込みながら成長する土壌をつくる必要があります。

まずは、目指す地域社会のあり方を明確化するために、自信や生きがいを持って社会参画できる仕組みや担い手不足が進む一次産業の根本的課題を調査することで、地域が真に求めるニーズを発掘します。そして、イノベーションを起こすきっかけを創出するために、問題の要因を産官学と連帯感を高め合いながら協議し、導入しやすいデジタルツールを提案することで、企業や社会的包摂を必要とする人々のICTに対する心理的ハードルを下げます。さらに、新たな雇用の機会を生み出すために、合理的な配慮を浸透させつつ、企業や研究機関と協力しながら障がい者や子育て世代が活躍できるデジタルツールを活用した業務を確立することで、地域社会における経済の成長を促します。また、過疎化が進む地域の活力を高めるために、カウンターパートと安定的かつ良質な雇用を推進することで、他の分野や地域でも活用できる地域課題解決モデルとして昇華させます。そして、ベクトルを合わせ広域で地域課題を解決する一歩にするために、産官学が連携した実施結果やデータを兵庫県内の各LOMに伝える機会を創出することで、広域な地域社会に波及を促します。

目的意識を共有し連携した仲間が、それぞれの立場から叡智を集め、解決困難に思われている課題を抱える地域でイノベーションを起こし、雇用の機会を新たに生み出すとともに産業構造の変化を与え、地域の経済を回す総活躍社会を確立し愛が溢れる兵庫を実現します。

事業計画

  1. DXを利用した地域課題解決モデルを策定する業務
  2. 産官学が連携した事業構築を推進する業務

年間事業フレーム

画像クリックで拡大

画像クリックで拡大