日本JC 2025年度 レジリエンス強化委員会は、城陽市、城陽JCとタッグを組み、6月27日(金)に京都府城陽市の市立西城陽中学校の2年生75名を対象として、Family Continuity Plan(FCP)に関する授業を行いました。
※FCP(Family Continuity Plan)とは、家族が災害発生時に迅速かつ適切に行動できるよう、事前に役割や避難基準を話し合い、共有しておく「家庭内防災計画」のことです。
本授業は、城陽市が青年会議所の防災教育を西城陽中学校の今年度の正式なカリキュラムに取り入れていただいたものです。
当日は、竹之内健介准教授(香川大学)が講師となり、実際の豪雨災害や土砂災害の事例を紹介して、避難のタイミング(防災スイッチ)の重要性を理解していただいた上で、家族で防災スイッチを考える宿題を出しました。授業では、実際の雨の動画を見て、自分の雨量感覚と比べる実験を行ったところ、生徒たちは、自分の感覚が実際の降雨量からズレることに驚いており、最後まで大雨災害について興味関心を持って学んでいました。
そして、最後に学校側が「学んだことを、家族と考えて、実践することが大事です」と総括され、城陽市、学校、生徒、青年会議所が授業後も各家庭でFCPに取り組んでいくことの重要性に自然とたどり着くことができました。
今回のFCP防災授業は、行政・学校・子どもたち・青年会議所が一体となって取り組む、官民連携による防災教育のモデルとなり得るものです。今後は、城陽市と城陽JCが連携し、FCP防災教育に関する検証や発展的な取組を進めてまいります。
引き続き、全国各地でFCP防災教育の推進に取り組んでまいります。
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https://bosaiswitch.net/disaster_education/ametore_cross/room.php?room_id=JC2025fcp01
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日本JC レジリエンス強化委員会
委員長 梅村 典彦